クリエイティブ分析
Codexの画像生成を比較|Luna・Sol・Astraで変わった文字と構図

目次
Codexで画像を頼むとき、構図まで細かく決めて渡していますか。それとも「この記事に合う画像を作って」と、考えるところから任せていますか。Luna・Sol・Astraを比べると、この頼み方で、モデルが決められる範囲も変わってきます。
同じ画像生成ツールなら、どのモデルに頼んでも同じ感じになるんじゃないの?
描くツールが同じでも、その前に何を描くか考えるところは違うんだよ。指示を固定したときと、目的から任せたときを見比べよう。
今回の作例では、完成プロンプトを渡した画像は主役と配置が近づき、目的から任せた画像は文字や並べ方、具体例が分かれました。絵の細かさだけでなく、伝えたい目的がどんな構成になったかを実画像で見ていきます。限られた題材の単発比較なので、この結果からモデル全般の順位は決めません。
完成プロンプトを渡す場合と、目的から任せる場合
まず、二つの依頼を分けておきます。「PCを右に置き、左を見出し用に空ける」なら、配置はすでに人が決めています。「初心者にローカルAIの記事だと伝わる画像を作る」なら、モデルが主役や構図、文字の有無から選びます。後者は、画像にする前の設計も任せる依頼です。
| 条件 | 渡した指示 | モデルに任せること |
|---|---|---|
| 完成プロンプト | 被写体・配置・配色を具体的に指定 | 指示された内容を画像へ反映する |
| 目的からの依頼 | 読者、画像の目的、必須情報 | 構図や文字の扱いを考えてから生成する |
比較時はGPT-6 Luna・Sol・Astraを選び、推論設定はmedium、画像生成ツールは共通にしました。ここで見る主比較は、各題材・各モデルの1回目の出力です。目的から任せたものは、生成前の方針メモと実際のプロンプトも照合しています。細部を見たいときは、画像下の拡大リンクを使ってください。
完成形を指定すると、主役と配置は似やすい
最初は完成形を決めた依頼です。写真風ポートレート、アニメ風イラスト、サムネイル、文字入り画像、長い指示、既存画像の編集を試しました。下のサムネイルは「PCを右側に置き、左側40%を暗い紺色の余白にし、文字は入れない」という共通指示です。まず左右の配置を見てみましょう。

3枚とも、PCは右、余白は左にあります。そのうえで、AstraとSolは脳の形、Lunaは粒子の流れを加えています。配置の骨格は人が指定した通りで、その中の光の表現が変わった、と読むと差を捉えやすいです。
ここで似ているのは主役と配置です。長い依頼の枚数や細かな条件まで同じ精度で守れると確かめたわけではないので、自分で使うときは、完成画像を元の指示と照合して見落としを探してください。
目的から任せると、画像の伝え方が分かれた
次は、サムネイル、比較説明図、イベント告知です。それぞれ同じ短い依頼を渡し、文字の有無、配置、画風はモデルに考えてもらいました。今度は指示への一致だけでなく、その案が画像の使い道に合うかも見ます。
サムネイル:見出しを入れるか、絵だけで伝えるか
依頼は、AI初心者向けの記事「パソコンで動くAI」のサムネイルです。自分のPCでAIを動かす話だと伝わり、記事一覧の小さな表示でも興味を持てることを求めました。

AstraとSolは、大きな日本語見出しとノートPCを組み合わせました。背景はAstraが明るく、Solが濃紺ですが、どちらも文字で題材を説明しています。Lunaは中央にデスクトップPCと抽象的なAIの表現を置き、文字を入れませんでした。
自分の記事で選ぶなら、画像がどこに表示されるかを考えてみてください。画像一枚で題材を伝える場所なら見出しが助けになりますし、横に記事タイトルがある一覧なら、文字を重ねず絵に印象づくりを任せる選び方もできます。「文字入りだから上」という順位より、掲載場所に合うかで選びたい差です。
比較図:処理の場所を、枠・記号・色で示す
比較説明図では、「ローカルAIは自分のPCで処理し、クラウドAIはネット経由で外部サーバーに処理を頼む」という違いを伝えるよう依頼しました。優先したのは、処理場所とデータの流れがひと目で分かることです。

Astraは上下二段に分け、ローカル側の「入力→AIが処理→結果」をPCの枠内に収めました。クラウド側は外部サーバーとの往復を矢印で示し、処理がどの範囲で完結するかを枠で説明しています。
Solは左右配置を選び、入力や結果を紙のアイコンで表しました。方針では日本語ラベルを4種類に絞っています。一方、縮小した画像では「外部サーバー」の文字が小さく、文字数を減らすだけでは読みやすさが決まらないことも分かります。
Lunaも左右配置で、大きな色分けと短い説明文を使っています。送信・返信などの文言は、生成前に一つずつ指定したものではありません。設計メモでよさそうに見えても、完成画像には新しい説明が加わることがあります。その追加が正しいか、文字が読めるかまで、出力を開いて確かめる必要があります。
告知:作り方を見せるか、作品の雰囲気を見せるか
告知画像は、架空の講座「はじめての画像生成」の作例です。必須情報として「9月28日14:00」「参加無料」を渡し、初心者に内容と参加条件が伝わるよう求めました。

Astraは「花畑のねこ」という入力カードから猫のイラストへ矢印をつなぎ、文章から絵を作る操作を具体例にしました。Solは空の額が風景の入った額へ変わる絵を選び、作品ができあがることを見せています。
Lunaは花がピクセルから現れる表現を選び、創作の楽しさを感じさせる構成にしました。講座名・日時・無料表示に加えて周囲に補助コピーが入り、3案の中では情報量の多い告知になっています。
生成前の指定を見ると、Solは載せる文言を3つに絞り、ほかの文字を入れないようプロンプトに記していました。必要な情報以外を増やしたくない告知なら、人が最初からその範囲を伝える手もあります。何を描くかだけでなく、説明文を足してよいかも依頼の条件に入れてみましょう。
画像の品質は、用途に合わせて確認する
作例を大きく見て気に入ったら、次は実際に使う幅まで小さくしてみてください。文字入りなら正しい文が読めるか、サムネイルなら主役と題材が残るかを見ます。既存画像の編集では、変えてほしい部分と、そのまま残す部分を元画像へ照らします。見る項目を用途に合わせると、「きれいだけれど使いにくい」を見つけやすくなります。
そのうえで、満たした必須条件と直したい点を控えます。今回も各題材の単発出力なので、別の題材や再生成でも同じ傾向が出るかは未確認です。モデル名だけで採用を決めず、自分の画像でも短い共通の依頼を渡して比べる材料にしてください。
見た目は気に入ったけど、告知に頼んでいない言葉も増えてる……。そこも直してもらっていいの?
もちろん。載せたい文を決めて、追加してよい範囲も伝えよう。日時や参加条件は元の案内と一文字ずつ照らしたいね。
自分の画像で比べるなら、最初の依頼には次のように書けます。これは今回の生成に使った原文ではなく、作例から考えた依頼例です。
用途:記事一覧に載せるサムネイル
読者:自分のPCでAIを動かしてみたい初心者
伝えたいこと:自分のPCで処理する話だと分かること
必須:PCを主役にする
文字:入れるなら「パソコンで動くAI」のみ。補助コピーは足さない
生成前に:構図と、その構図を選ぶ理由を短く提案してください
方針を見た段階で「クラウドのサービス紹介に見える」と感じたら、そこで主役や配置を直します。完成後に日時や条件が増えていた場合は、装飾の好みより先に訂正しましょう。モデルごとの一枚目を比べるのか、修正して使えるところまでの手間を比べるのかも、始める前に決めると結果が混ざりません。後者なら、再生成した回数と、人が直した箇所を残すと、自分に合う頼み方を選べます。
Codexへ画像制作を頼むときの使い分け
完成形が決まっているなら、配置、色、文言、残す余白を具体的に伝えましょう。一方、何を描くと伝わるかから相談したいなら、対象読者、画像の目的、必須情報、避けたい表現を渡し、生成前に構成案を出してもらいます。ここで方針を見れば、期待と違う方向へ進んでいないかを早めに確かめられます。
生成できたら掲載幅で開き、文字、構図、必須情報の順に見直して、直したい点を一つずつ伝えます。自分で決めた形を再現したいのか、伝え方の案が欲しいのか。まずそこを決めると、どのモデルを試す場合も、任せる範囲と完成後の確認がはっきりします。
まとめ
- 完成プロンプトを共通にしたサムネイルは、PCの配置と余白が近く、光の表現が異なった
- 目的から任せた作例では、文字の有無、比較の配置、告知の具体例が分かれた
- モデルの得意分野と決めつけず、画像の役割に合う方針かを確かめ、文言や補助説明の範囲を指定する
参照した情報源(4件)
- Model selection ↗OpenAI Developers
- GPT-6 Astra model ↗OpenAI Developers
- GPT-6 Sol model documentation ↗OpenAI
- GPT-6 Luna model documentation ↗OpenAI



