ローカルAI・PC実践ガイド
ローカルAI向けBTO PCの選び方|GPU・RAM・SSD・電源の優先順位

目次
CPUもGPUもRAMも上げたら予算を超えちゃう! 最初に何を決めるの!?
まず使いたいモデルを一つ決めよう。必要なGPUとVRAMが分かれば、ほかの部品も順に絞れるんだよ。
構成表の項目を全部上位にする前に、使いたいモデルと作業を一つ書き出してみてください。そこからGPUとVRAM、RAM、SSD、電源・冷却、保証の順に、必要なところへ予算を回せます。
たとえば画像生成がGPUのメモリ不足で止まるなら、CPUだけ最上位へ替えても、その不足は解消しません。逆にモデルの一部をCPU側へ置いて動かすなら、本体のRAMと処理時間も確認が必要です。「AI向け」という商品名より、この作業の違いが構成を決めます。
ゲーミング機はGPUが強くてもRAMやSSDを増やしたい場合があり、クリエイター機も大容量RAMだから必要なVRAMまで備わるとは限りません。売場名は候補を探す入口にして、最後は必要な構成、保証、送料込みの総額、納期で2〜3台を並べます。
最初に使うモデルと作業を一つ決める
やりたいことがたくさんあっても、最初は一つに絞って考えてみてください。文書をLLMへ読ませる、画像を生成する、動画を作る。それぞれ必要な容量と待ち時間が違うため、ここが曖昧なままだと構成表を比べても決めにくくなります。
LLMならモデル名・版、量子化、実行ソフト、コンテキスト長を書きます。コンテキスト長は、一度に扱う会話や資料の長さです。画像生成なら精度、解像度、一度に生成する枚数、動画ならフレーム数も加えましょう。同じモデルが動いた記録でも、設定が違えば必要なメモリは変わります。
ここで構成を決める対象は、普段使う設定での推論、つまりモデルに入力して回答や画像を得る作業です。学習・追加学習もしたい人は、そちらの必要量を別に調べてください。推論で動いたPCを、そのまま学習向けにも十分とは勧められません。
使うモデルが決まったら、一緒に開くブラウザ、開発環境、画像・動画編集ソフトもメモします。予算上限と使い始めたい日も決めておくと、あとで総額や納期が合わなかったとき、どの条件へ戻って考えるかが分かります。
GPUは、VRAMの容量と実行条件を合わせて選ぶ
VRAMはGPUが使うメモリです。LLMのファイルを置くだけでなく、会話を扱うKVキャッシュと計算中の作業領域にも使います。ダウンロードするファイルが収まるから実行も大丈夫、とは判断せず、使う設定でのピークを見てください。
Hugging Face Accelerateのメモリ見積もりは、モデルを読み込む量の目安として使えます。購入条件にするなら、近いソフト・量子化・コンテキスト長・GPU配置での実行記録も探しましょう。画像・動画生成は、解像度やフレーム数に加え、VAEなどの部品を置く場所とメモリ節約機能まで合わせます。
GPU内へできるだけ収めたいのか、CPU側への移動を許容するのかを、ここで決めましょう。CPU側へ一部を移す「オフロード」を使うとVRAMを節約できますが、RAMの使用量や転送の負担が増えます。低VRAMで動いた例を見つけても、そのRAM容量と待ち時間まで確かめる必要があります。
容量に収まる候補まで絞ってから、処理時間を比較しましょう。VRAMが16GBから32GBに増えても、生成速度が2倍になるとは限りません。増える容量を何に使うかと、一回の待ち時間がどれだけ変わるかを分けると、上位構成へ払う理由を考えやすくなります。
具体的なモデルから、増やす部品を決める
たとえば、local-genで実行記録がある画像生成は、WAI Illustrious SDXL v17.0をComfyUIで1024×1024・1枚ずつ作る使い方です。サンプラー比較の記事には、RTX 5090・システムRAM 64GB、20ステップ・CFG 5、追加LoRAなしの画像と条件を残しています。この実行例で使った64GBが最低条件、5090が必須、という意味ではありません。 16GBや24GB機で同じ処理を測った比較ではないため、そのまま下位GPUの動作保証には使えません。
使うモデルが変わると、予算のかけ先も変わります。次の三例は一律の推奨スペックではなく、見積もる構成を絞るための出発点です。
| 最初にしたい作業 | 構成へ反映すること | 追加費用を払う前に確かめること |
|---|---|---|
| WAI Illustrious SDXL v17.0で1024×1024を1枚ずつ生成する | 16GB GPUも比較候補に残し、必要なRAM・SSDへ合わせたBTO総額を取る | 同モデル・同設定の16GB機の完了可否と時間。5090の記録から16GBで動くとは断定しない |
| Qwen2.5-32B-InstructのQ4_K_Mで短い会話をする | 24GB以上を容量候補にする。16GBならCPUへの一部配置を前提に、RAMと待ち時間も比較する | Qwen公式の5分割GGUFは重みだけで約19.85GB。24GBでの全層配置・KVキャッシュ込みの実行は、文脈長を固定して確認する |
| Wan 2.2 T2V 14Bで動画を作る | GPUだけでなくオフロード先のRAMと、モデル一式・出力を残すSSDも見積もる | ComfyUI公式のWan 2.2手順のモデル・精度・解像度・フレーム数を合わせる。保存ファイルの合計を必要VRAMにはしない |
WAIのような画像生成だけを始めたい人が、最初から128GB RAMや最上位CPUへそろえる必要はありません。反対に、動画モデルをCPU側へ移して使いたい人が、GPUだけを上げてRAMを小さく残すと、別の容量不足にぶつかります。使いたい一例を構成表の横へ書くと、余裕を買う場所を決めやすくなります。
16GBでの画像生成にも、公開実測はあります。ComputerBaseの2025年4月16日の測定では、RTX 5060 Ti 16GBがProcyonのSDXL FP16試験を1枚21.1秒で処理しました。ULが公表する標準条件は1024×1024・バッチ1・100 Stepsで、NVIDIA側はTensorRTを使う試験です。標準的なSDXLの画像生成を始めるために、必ず32GB GPUを買う必要があるわけではありません。 ただし、測定記事にはCheckpointの正確なファイル名や実行ソフトの版、オフロード設定までは出ていません。WAI・ComfyUIの完了や速度、今回の5090との倍率へ置き換えず、使うモデルと実行環境をそろえて比較してください。ComputerBaseの測定結果とULの試験条件から確認できます。
32GB GPUと64GB RAMを使った具体例も一つあります。 実施日は2026年10月23日です。取得済みのQwen3.8-27B Q4_K_M(約18.97GB)を、RTX 5090・RAM 64GB、文脈長4096のCUDA版llama.cppで起動し、短い会議メモを3行に整理できました。最初の応答は読み込み後2.70秒で、GPU全体の使用量は標本最大約21.2GiBでした。このモデルを短い文脈で使いたいなら、32GB GPU・RAM 64GBは実行例のある構成として見積もれます。ほかのアプリとの同時利用や長文は追加確認が必要です。入力と返答を含む実行条件を見てください。この使用量から24GB機でも同じ速度で動くとは判断していません。
RAMとSSDを、普段の使い方に合わせる
次にRAM、つまりPC全体で使うシステムメモリを選びます。モデルがGPUへ収まる使い方なら、最大容量を選ぶ前に普段の使用量を見ましょう。CPUオフロードを使うなら、CPU側のモデルと作業領域、OS、同時に開くアプリを足して考えます。
本体のRAMを128GBにしても、GPUのVRAMが128GBへ増えるわけではありません。CPUへ置いた部品を何度もGPUへ運ぶ方式では、容量を節約できても時間がかかります。Diffusers公式も細かな部品を繰り返し移す方式は非常に遅くなり得ると説明しているので、容量と一緒にその方式の実行時間を見て選んでください。
構成表では、合計容量に加えて何GBを何枚搭載するか、空きスロット、最大搭載量を見ます。空きがなければ、将来の増量時に今のメモリを交換することになります。注文時に増やす費用と、後から交換する費用・保証条件を比べましょう。
SSDは「何を残したいか」を足し算して選びましょう。モデル本体、別の量子化版、ダウンロード用キャッシュ、一時ファイル、素材、生成物に、OS・アプリと空き容量も必要です。保存する総量と、同時にRAMやVRAMへ読み込む量は別なので、容量の数字をそのまま使い回さないようにします。
あとからSSDを増やしたい人は、M.2スロットの総数だけでなく、注文する構成で何本空くかを聞きましょう。対応規格やほかの部品との共有条件、大型GPUを外さずに触れる位置かも確認します。ディスクへオフロードできるソフトでも、SSDの増量をGPU内で動かす場合と同じ速さの代わりにはできません。
RAM・SSD・GPUの上乗せは、それぞれ何を変える?
RAMを32GBから64GBへ増やす理由は、CPUへ置くモデルや編集中の素材、同時に開くアプリのための場所を増やすことです。普段の処理で32GBに余裕があるなら、容量だけを倍にしても生成が速くなるとは言えません。オフロードを予定する人は、Diffusersの公式メモリ最適化で使う方式を確認し、その条件のRAMピークを見ます。64GBを超える記録がなければ、128GBへの追加は後の増設可否と一緒に考えましょう。
SSDを1TBから2TBへ増やす理由は、モデルの選択肢と生成物を残す場所です。たとえばSSD容量の記事で積み上げたQwenのGGUF・補助ファイルとWan 2.2 T2V一式は約53.688GiB。この一式だけを理由に2TBが必須にはなりません。OS・アプリ・既存ファイルと、新旧モデルを同時に残す分まで1TBの空きへ収まるなら、差額をほかへ回せます。整理せず複数版や数か月分の動画を保持したいなら、2TB以上へ払う意味が出てきます。
GPUへの上乗せは、同容量で待ち時間を縮めるためか、VRAMそのものを増やすためかを分けます。RTX 5060 Ti 16GBから5070 Ti・5080へ替えても、VRAMは16GBのままです。3製品の比較には同条件のSDXL公開測定と価格差があるので、画像を一枚ずつ調整するなら一回の短縮時間、夜間にまとめるなら朝までに終わるかを見ます。16GBを超える配置が必要なら、同容量の上位品への追加より、24GB・32GBの候補へ予算を振る方が目的に合います。そこでも実行時間は別に確かめます。
RAMもSSDも大きくしておけば安心だけど……全部足すと予算を超えちゃう。
今の作業で足りない方から増やそう。動かしている間のメモリが足りないのか、ファイルを保存する空きが足りないのかで、増やす部品が変わるんだよ。
カスタマイズでは、同じPCのRAMだけを変えた額、SSDだけを変えた額をそれぞれ残してください。別CPU・別ケースの上位機との総額差を、メモリ一部品の値段と読み替えずに済みます。変更後の容量を使う予定が説明できない項目は、標準構成を残して見積もりを比べてみましょう。
電源とケースは、完成品の最終構成で確かめる
GPUを選んだら、電源容量とケースも確認します。次はNVIDIAのリファレンス仕様です。
| GPU・VRAM | NVIDIA公表の電力・電源コネクタ |
|---|---|
| RTX 5080・16GB | 総グラフィックス電力360W、システム要件850W。8ピン電源ケーブル×3を付属アダプターへ接続、または450W以上の第5世代電源ケーブル×1 |
| RTX 5090・32GB | 総グラフィックス電力575W、システム要件1000W。8ピン電源ケーブル×4を付属アダプターへ接続、または600W以上の第5世代電源ケーブル×1 |
この表のワット数は、同じ意味の数字ではありません。GPU自体の電力、PC全体に必要な電源、ケーブルの定格が並んでいます。RTX 5080の「450W以上」はケーブルの条件で、450W電源でPCを組めるという意味ではないため、BTOのCPUや追加部品も含めた最終構成で確かめます。
注文する製品では、GPUと電源のメーカー・型番、指定ケーブル、ケース内の配線スペース、吸排気とCPU・GPUの冷却を見ます。同じRTX 5090でも、搭載カードによって寸法や必要な接続条件は変わります。型番を指定できない商品なら、何が確約され、何が入荷状況で変わるのかを販売店へ確認しましょう。
置く場所も、この段階で測っておきましょう。机の下へ本体が収まっても、壁や家具で吸排気口がふさがる置き方は避けます。背面の配線と掃除・増設で取り出す空間まで必要です。ケースの外寸だけから、GPUが入る内部の長さを逆算することもできません。
「水冷」「静音」や電源のワット数だけで、長時間のAI処理中の温度や音まで比べるのも避けます。比較できる測定がない部分は、部品構成、設置条件、冷却機器の保証を判断材料にします。
CPUを上げる前に、必要な構成の総額を出す
ここまでそろえてからCPUのグレードを考えます。モデルがGPUへ収まり前処理も軽ければ、最上位CPUより必要なVRAMを優先したいところです。CPU側でもモデルを計算する、大量の前処理や動画編集、重い開発をする人は、その仕事の実行時間に合わせてCPUも選びましょう。
見積もりでは各社の標準構成をそのまま並べず、自分の必要条件へ寄せます。たとえば「RTX 5090、RAM 64GB、SSD 2TB、モニター不要」と決めたなら、その注文内容で2〜3台を比べましょう。この構成は比較方法の例であり、すべてのローカルAIに必要という意味ではありません。
OS、周辺機器、送料、保証料、有料の納期短縮も含めて同じ日に総額を確認します。CPUや冷却まで一致しない場合は、どの違いへ追加料金を払うかを考えます。予算を超えたら不要な付属品などを見直し、必須のVRAMや電源条件まで削る必要があるなら、使うモデル・設定か購入時期へ戻って考え直します。
実際の構成表で、価格差の中身を読んでみる
SDXLを1枚ずつ始める16GB機の見積もり例
最初の用途を「SDXL系で1024×1024を1枚ずつ生成する」に絞るなら、THIRDWAVE AD-R7X56C-08Wの公式構成ページから見積もれます。RTX 5060 Ti 16GB、Ryzen 7 9700X、650W 80PLUS BRONZE電源、Windows 11 Home、1年持込修理保証の構成です。GPUメーカーの完全型番は指定されていません。
| 同一機種の構成と公開変更料金 | 標準 | 今回の見積もり例 |
|---|---|---|
| RAM | 16GB×1 | 16GB×2へ変更:+56,100円 |
| SSD | 500GB NVMe Gen4 | 1TB NVMe Gen4へ変更:+24,000円 |
| 税込本体 | 264,980円 | 345,080円 |
| 通常送料込み | 268,280円 | 348,380円 |
| 離島送料込み | 271,580円 | 351,680円 |
価格・構成は2026年10月24日の公式ページと公開選択肢による計算です。送料は通常3,300円、離島6,600円。標準は在庫あり・翌日出荷の表示ですが、変更後の出荷日・到着日と注文確定総額は未確認です。無線LAN・モニター・キーボード・マウスは含みません。
32GB RAMにするのは、画像生成とブラウザ・画像編集ソフトを併用する余地を見積もるためです。1TB SSDにするのは、OS・アプリに加え複数のCheckpointと生成物を残したいため。どちらもSDXLの一律必須条件ではなく、保存量と併用ソフトが少なければ標準のまま足りるかを確認できます。64GB RAM・2TB SSDへは自動で上げません。
これは実在するBTOの購入費用例です。前のProcyon測定は16GB GPUでのSDXLの公開結果であり、このPC・WAI・ComfyUIの同設定成功を測った記録ではありません。その使い方の保証が必要なら、販売店への対応確認や同条件の実行記録が残ります。まず公式ページで同じ型番を開き、必要な変更だけ反映した総額と納期を一組で残しましょう。
大容量が必要になったときの5090機の過去例
以下は2026年9月22〜26日に確認したRTX 5090搭載機の過去の掲載例です。現在の価格・在庫・納期ではなく、構成差を読むための例として使います。RTX 5090が必要な人の比較であり、AI用PC全般の最低価格でもありません。
| 商品 | 確認日 | 主な標準構成 | 税込価格・注文表示(過去の記録) |
|---|---|---|---|
FRONTIER FRGBZ890/C |
2026年9月22日 | RTX 5090 / メモリ 32GB / SSD 1TB / 電源 1200W | 本体 1,169,800円 + 送料 3,300円 = 1,173,100円。受注生産。商品ページに出荷予定日の表示なし |
FRONTIER FRGBLMB650/SG3 |
2026年9月22日 | RTX 5090 / メモリ 64GB / SSD 2TB / 電源 1200W | 本体 1,249,800円 + 送料 3,300円 = 1,253,100円。受注生産。商品ページに出荷予定日の表示なし |
| SEVEN ZEFT G62CX | 2026年9月26日 | RTX 5090 / メモリ 128GB / SSD 2TB / 電源 1300W。27型モニター、キーボード、マウス、スピーカー付き | 1,649,780円。商品ページは送料無料、在庫あり、1〜4営業日で出荷と表示 |
表で32GB・64GB・128GBと差があるのは、システムRAMです。3台ともRTX 5090の標準VRAMは32GBなので、RAMの大きい機種を選んでもGPUへ置ける容量が増えるわけではありません。
FRONTIERの2台の税込総額は8万円差ですが、RAMとSSDだけでなくCPUと基板も違います。FRGBZ890/CはCore Ultra 9 285KとZ890、FRGBLMB650/SG3はRyzen 9 9950X3DとB650です。前者を必要容量へ変更した見積もりを取り、増量後にもどんな差が残るかを比べましょう。
SEVENの価格には、27型モニターとキーボード、マウス、スピーカーも含まれています。128GB RAMと一式を使うなら比較対象になりますが、手持ちの周辺機器を使いたい人は、不要なものを外せるかと変更後の総額を確認します。
使い始めたい日があるなら、価格と同じくらい納期の意味を確かめたいところです。SEVENの「1〜4営業日」は出荷までで、到着までではありません。FRONTIERの「受注生産」だけでも日付は決まりません。部品、支払い確認、配送先を含む予定を注文前に聞いてください。
高容量3機の販売状態を読み替える
2026年10月23日に上の公式ページを開き直すと、FRONTIERの2台はどちらも「完売」「在庫がありません」の表示でした。過去の総額で注文できる候補には残せません。同じ確認条件のSEVEN ZEFT G62CXはRTX 5090・RAM 128GB・SSD 2TB、モニター等付きで税込1,975,380円、送料無料、在庫あり、1〜4営業日で出荷という掲載でした。これは標準構成の表示で、カスタマイズ後の総額や納期を確定した注文見積もりではありません。SEVENの商品ページで必要な構成を選び直してください。
FRONTIERのページは「送料無料」と送料3,300円の注記が同時に残っており、注文可能な最終画面も確認できません。現在の送料込み価格として足し算はせず、再販売時に総額を取り直します。このように、過去例から必要な部品を学べても、今買える一台は販売状態まで確認してから選びます。
保証と増設条件まで確認して、注文する一台を選ぶ
5090機の過去の確認では、FRONTIERの2台に1年間のセンドバック保証、SEVENに初期不良期間2週間・無償修理期間1年間の表示がありました。期間が同じでも、本体ごと送る必要があるか、往復送料を誰が負担するか、増設後の不具合をどう扱うかは別です。
購入する商品の保証案内で、初期不良の申告期限と連絡先、故障した部品の扱い、自分で行うRAM・SSD増設の条件、注文後の変更・取消を確認します。延長保証が必要なら、加入条件と料金も最初の見積もりに入れます。SEVENの過去の案内では購入額による料金条件があり、入金後・注文確定後には追加できない旨も記載されていました。
修理中に作業を止められない人は、保証年数とともに、手元に代替PCを残せるかも考えます。今のデスクトップを使い続けられるなら、購入後の増設条件を確認し、GPU交換に伴う電源・ケースの費用と作業も含めて、PCごとの買い替えと比べられます。
Lenovo Legionも追加の見積もり先にできます。ただし、上の3台とは具体的な型番・構成・確認日をそろえた例ではないため、店舗名だけで価格比較に加えず、必要な構成の見積もりを取ります。
比較のメモには「使うモデルと設定/GPUとVRAM/RAMと枚数/SSDと空きスロット/電源・ケース/保証/送料込み総額/到着見込み」を一行ずつ残すと便利です。空欄があれば、その候補でまだ分からない点です。たとえば増設できるか不明なら、将来増やせる前提で小容量を選ばず、販売店の回答を待ちましょう。
注文前には、最初に決めたGPU・RAM・SSDと保証のメモを、注文画面へ一つずつ照合しましょう。必要な作業を満たす2〜3台の中で、何の差へ追加料金を払うか説明できれば、選びやすくなります。型番、保証、納期に不明点が残るなら、その回答をもらってから注文してください。
まとめ
- BTO選びはCPU名ではなく、用途とGPU・VRAMから始める
- GPUへ収まらないモデルをCPUへ逃がすなら、VRAMだけでなくRAM容量も重要になる
- SSDはモデル保存量、電源・冷却は高性能GPUを無理なく使える構成かを見る
- 必要条件を満たす2〜3台へ絞り、同じ日の総額、納期、保証条件で比較する
参照した情報源(13件)
- RTX 5060 Ti AI and studio benchmarks ↗ComputerBase / Wolfgang Andermahr
- Procyon AI image generation workload ↗UL Solutions
- Local Gen 取得済みQwen3.8-27B Q4_K_Mの短文要約実行記録 ↗Local Gen
- ComfyUI official Wan 2.2 tutorial and workflow requirements ↗ComfyUI
- Qwen2.5-32B-Instruct-GGUF official files ↗Qwen
- GeForce RTX 5080 specifications ↗NVIDIA
- GeForce RTX 5090 ↗NVIDIA
- Model memory estimator ↗Hugging Face
- Reduce memory usage ↗Hugging Face
- FRONTIER FRGBZ890/C 標準構成・価格・送料(2026年9月22日確認) ↗FRONTIER
- FRONTIER FRGBLMB650/SG3 標準構成・価格・送料(2026年9月22日確認) ↗FRONTIER
- パソコンショップSEVEN ZEFT G62CX 公式構成・価格(2026年9月26日確認) ↗パソコンショップSEVEN
- THIRDWAVE AD-R7X56C-08W 構成と料金確認 ↗ドスパラ



