Local / Edge実践ガイド
Ollamaのモデルを削除するには?停止との違いと整理後の確認

目次
公式サイトで次に進む
この記事で明示的に扱うソフトだけを表示します。配布・手順は各公式ページで確認してください。
Ollama
local-gen.jpがファイルを配布するものではなく、互換性を保証するものでもありません。
Ollamaで試すモデルが増えたら、使わなくなったものを整理できる。ただし、「いまGPUメモリを空けたい」のか「SSDに保存したモデルを消したい」のかで操作が違う。
メモリから降ろす操作はollama stop、モデルを削除する操作はollama rm。 先に対象のモデル名とタグを確認し、削除は1件ずつ行う。
WindowsのPowerShellから、取得済みのローカルモデルを整理する手順を説明する。コマンドはOllamaの公式CLI資料に基づく。この記事の制作時に実モデルを削除して容量回収を測定したわけではないため、「何GB空く」という結果は示していない。
対象は自分のPCで管理しているOllamaだ。別PCやDocker上のOllamaへ接続する設定にしたことがある場合は、先にAPIの接続先を確認する手順で管理対象を確認する。クラウドモデルの利用終了や、Ollama自体のアンインストールは、このモデル整理とは別の作業になる。
保存済みの一覧と、実行中の一覧を分ける
PowerShellを開いて、次の二つを別々に実行する。
ollama ls
ollama ps
lsはモデルの一覧を確認するコマンドだ。削除する候補の名前をここから選ぶ。psは、現在メモリへ読み込まれているモデルを見るために使う。保存してあっても、いま使っていなければ二つの一覧は同じにならない。
| したいこと | 使うコマンド | 確認する結果 |
|---|---|---|
| 整理する候補を探す | ollama ls | 残すモデルと削除候補の名前を分ける |
| いま読み込まれているモデルを見る | ollama ps | 削除候補が使用中か確認する |
| メモリから降ろす | ollama stop モデル名 | psで読み込み状態を確認する |
| 不要なモデルを削除する | ollama rm モデル名 | lsで対象が一覧から消えたか確認する |
たとえば、別のモデルを動かすためにメモリを空けたいだけなら、モデル自体を削除する必要はない。公式FAQでは、モデルをメモリからすぐ降ろす方法としてstopが案内されている。SSD上の保存容量を空ける作業とは目的が異なる。
削除するモデルを名前とタグで特定する
同じモデルでも、名前の末尾に付くタグが違う場合がある。タグは取得する対象を区別するための表記だ。「同じような名前だから不要」と判断せず、lsに表示された表記をそのまま確認する。タグと中身の照合方法はOllamaのモデルタグの読み方で扱っている。
削除前に、少なくとも次を確認したい。
- いま使うアプリや作業が、このモデル名を指定していないか。
- 再び必要になったとき、配布ページや元ファイルを確認できるか。
- 自分で作成・取り込んだモデルなら、元のファイルや設定を残してあるか。
再入手先が分からない独自モデルや、他の作業との関係が分からないものは保留する。モデル名だけ記録しても、同じ中身を必ず取り戻せるとは限らない。
削除対象が決まったら、以下の入力欄へlsで確認した名前とタグを入れる。変数は、後のコマンドで同じ対象を使うための一時的な入れ物だ。
$modelToRemove = Read-Host '削除するモデル名とタグを入力してください'
$modelToRemove
画面に戻ってきた文字列と、残すモデルの名前をもう一度見比べる。この入力だけではモデルは削除されない。
使用中なら作業を終え、停止してから削除する
psに対象が出ている場合は、接続中のアプリの生成や会話を終えてから、同じ変数で停止する。他の人やアプリが使うOllamaなら、利用を止めてよいことも確認する。
ollama stop $modelToRemove
ollama ps
名前が正しく、不要なモデルだと確認できたものだけ、次を実行する。
ollama rm $modelToRemove
ollama ls
削除後の一覧で、対象が消え、残すモデルが引き続き表示されているか確かめる。エラーが出た場合は、その文面を保存する。名前を変えながら削除を繰り返したり、一覧全体を一括で削除したりする必要はない。
普段使うアプリが指定しているモデルも確認する。残したモデルで短い要求を一度試し、いつもの作業を問題なく続けられることまで確かめておく。
空き容量は、実際の保存先で確認する
モデルが一覧から消えたことと、SSDの空き容量がどれだけ増えたかは、別々に確認する。モデル一覧の表示サイズを、そのまま回収できる容量として足し算しない。この記事では、共有されるデータの回収や、独自モデル同士の依存関係までは検証していない。
Windowsでは、公式FAQに既定のモデル保存先と、OLLAMA_MODELSで保存先を変更する方法が掲載されている。別ドライブへ変更済みなら、Cドライブだけを見ても整理の結果は分からない。削除前後を比べるのは、モデルを実際に保存しているドライブの空き容量にする。
期待ほど空かなかった場合でも、管理用フォルダーの中身を当てずっぽうに消さない。まず保存先が合っているか、モデル以外の生成物や作業ファイルが容量を使っていないかを確認する。モデル・キャッシュ・生成物の置き場所で、保存物を分けて整理できる。
次にモデルを取得する前には、保存容量の見積もり方を確認しておくと、必要なモデルを追加するときに空き容量を判断しやすい。整理後は、残すモデルと今後使える空き容量の両方が分かる状態にしておく。
まとめ
- 保存済みモデルはls、現在メモリに読み込まれているモデルはpsで確認する
- stopはメモリからの停止、rmはモデルの削除であり、目的を分けて選ぶ
- 削除対象の名前・タグと再入手の方法を確認し、一件ずつ整理する
- 削除後は一覧と実際の保存先の空き容量を確認し、表示サイズ分だけ空くとは決めつけない
この記事で扱ったデータ
モデル・GPU・実行ソフトの確認済みデータを、記事とは別に確かめられます。