仕事・ビジネス実践ガイド

Notion AIはどのプランで使う?BusinessとEnterpriseの選び方

Notion AIはどのプランで使う? — 社内ナレッジとゲスト権限から判断
目次

どの仕事をAIで進めたいかから選ぼう

かがり

Freeで試せるAIと、BusinessのAIと、メンバーごとの枠……。どこから選べばいいのよ?

ロコ

まず何の仕事に使うかを一つ決めよう。試用で足りるか、チームで続けるかから絞れるんだよ。

Notion AIを使いたいからといって、すぐEnterpriseが必要になるわけではありません。社内ページを探したいのか、会議メモを作りたいのか、それとも保持や監査の条件が必須なのか。まず目的を分けると、候補は次のように絞れます。

  • Free・Plus:AIを少量試す。日常利用の前に効果を確認する
  • Business:チームでAI検索、会議メモ、Notionエージェント、接続アプリを使う
  • Enterprise:ゼロデータ保持、利用者情報を自動連携するSCIM、監査ログ、情報漏えいを防ぐDLP、外部共有制御が必要

FreeとPlusのAIは制限付き体験です。Businessの席料金は、下の計算例で通貨と支払期間をそろえて比べます。

Businessには、Notionエージェント、AIミーティングノート、エンタープライズサーチなどを含みます。ただし、AI機能が含まれることと無制限に使えることは別です。新規・既存ワークスペースで異なる利用枠の移行日も、下で確認します。Enterpriseは個別見積もりです。

使いたい機能が見つかったら、次は誰がどのページや接続アプリを見られるかです。AI検索で情報を探しやすくなるのは便利ですが、広く共有しすぎたページも見つかりやすくなります。席数を増やす前に、今の閲覧範囲が意図どおりかを整理しておきましょう。

体験で足りるか、チームで毎日使うか

プラン AIの位置付け 主な選択理由
Free 制限付き体験 個人で試す
Plus 制限付き体験 小規模な共同編集が中心
Business 日常利用向けAI機能と月間利用枠 エージェント、会議メモ、接続検索、SSO、詳細権限
Enterprise Business+高度な管理 ゼロデータ保持、SCIM、監査、DLP、保持設定
かがり

5人で契約したら、あまり使わない人の分を私がもらえるわよね?

ロコ

新しい基本枠はメンバーごとで、分け合えないんだよ。たくさん使う人が何をするかから、足りるか見てみよう。

新しいAI枠は「一人ずつ」で数える

新しいクレジット制度の適用日は、ワークスペースの契約時期で分かれます。

対象 適用日
新規Business・Enterprise 2026年10月19日
既存Business・Enterprise 2026年11月2日
AIミーティングノートのStandard枠消費 2026年12月1日

基本の月間枠は次のとおりです。契約による差は Settings → Notion AI → Usage の表示で確認できます。

種類 基本の月間枠 主な対象
Standard 1メンバー1,500 AutoでのNotionエージェント、文章作成・翻訳など
Select 1メンバー500 モデルを自分で選ぶ処理、ワークスペース負担にしていない個人用カスタムエージェント

この枠は一人ずつのものです。StandardとSelectの相互交換も、メンバー間の共有・移転も、翌月への繰越もできません。チーム全体では余っていても、毎日使う人だけ止まることがあるので、その人が何に使うかまで見てください。

枠を使い切ると対象機能は次の更新まで停止します。管理者が追加利用を有効にした場合だけ、ワークスペースのNotionクレジットで継続できます。これは初期状態では無効です。高消費モデルやワークスペースが負担するカスタムエージェントも追加クレジットの対象なので、「追加費用は自律処理だけ」とは見積もりません。

会議メモの枠消費が始まる前の利用実績を、そのまま移行後の必要枠にしないようにします。

Businessが向く会社

Notion内の知識をAIで探す

複数のチームスペース、議事録、プロジェクト、規程から回答を探したい場合です。検索結果には引用元を表示できるため、回答だけでなく原文へ戻る運用を作れます。

検索の試験では、回答の読みやすさだけでなく、引用元を開いてみましょう。古い規程を最新版として拾っていたら、検索を増やす前にページ所有者、更新日、検証済みバッジの運用を整えます。

会議メモを作る

AIミーティングノートで文字起こしと要約を作る場合です。録音・文字起こしの参加者通知、保存期間、閲覧権限を先に決めます。

会議要約ができたら、参加者が意思決定、担当者、期限を原記録と照らします。誰が確認して共有するかまで決めておけば、要約を作ったあとに仕事が止まるのを避けられます。

Slack・GitHubなども検索する

BusinessではPremiumコネクトとエンタープライズサーチが案内されています。Notion外の情報を検索対象へ加えられます。

接続を増やすほど、確認したい情報の範囲も広がります。共有チャンネル、退職者、外部協力者、公開範囲を確かめ、小さいグループで検索結果を試してください。接続元に設定があるというだけで、AI経由でも意図した見え方になっているとは決めつけないようにします。

接続後に回答が見つからないときは、すぐプラン不足と判断せず、設定 → Notion AIで対象アプリの接続を確認します。公式のコネクター案内では、初回の取り込みに最大36時間かかる場合があると説明しています。接続直後と取り込み後を分け、接続元で閲覧できる資料の具体的なリンクを添えて質問し、引用から同じ原文を開けるかを見てください。別の役割の利用者でも、閲覧を許された資料だけが回答へ出るかを確かめます。これは導入時の確認方法で、当サイトが各組織の権限継承を実測した結果ではありません。

SSOと詳細権限が必要

Businessには共通の認証でログインするSAML SSO、プライベートチームスペース、データベース行単位の詳細権限などが含まれます。AI導入だけでなく、閲覧範囲を整える目的で選べます。

Enterpriseが必要になる条件

ゼロデータ保持

かがり

ゼロ保持なら、Notionに書いた議事録も消えるってこと? それは困るわ……。

ロコ

ここはLLM提供元の保持の話なんだよ。Notionに残すページや録音の保存条件とは分けて、どのデータが対象かを確認しよう。

公式料金表では、Free・Plus・BusinessのAIデータ保持は30日、EnterpriseではLLM提供元によるゼロデータ保持と案内されています。

機密度の高い情報をAIへ渡す会社は、Enterprise契約の対象データ、例外、Notion本体の保持条件も確認します。「ゼロ保持」という一語だけで全ログが消えると解釈しません。

利用者管理

SCIMという利用者情報の自動連携で、入社・異動・退職に合わせてアカウントとグループを管理したい場合です。手動削除の遅れを減らせます。

監査・DLP

誰が設定や共有を変えたか確認する監査ログ、ログを集めて分析するSIEMや情報漏えいを防ぐDLPとの連携、ゲスト無効化、外部共有禁止などが必要な場合です。

たとえば共有設定が変わったときに誰が調べ、どの記録を残すかまで必要なら、その手段が契約に含まれるかを確認します。こうした調査や検知の要件は、回答の良さだけでは満たせません。

メンバーとゲストで費用を分ける

プランを絞ったら、誰を課金対象として数えるかを整理します。メンバーはワークスペース全体の共同作業者で、通常は席課金の対象です。ゲストは招待されたページを中心に利用する外部協力者なので、同じ人数として見積もらないようにしましょう。

外部の制作会社が完成ページを見るだけなら、ページへ招待するゲストで要件を満たせます。一方、通常のNotion AIを本人が呼び出すには、ゲストではなくワークスペースのメンバーが必要です。 一つの案件ページで使う場合も、この境界は同じです。

行う作業 必要な役割・権限 公式資料の根拠
通常のNotion AIを自分で呼び出す AI対象プランのメンバー。本人に許可された情報を参照 Notion AIのメンバー要件
AI生成済みの共有ページを読む ゲストでも、そのページの閲覧権限があれば可 Custom Agentsの共有と権限
許可されたページを編集する ゲストでも、そのページ・データベースの編集権限があれば可 同資料。編集が設定済みCustom Agentの実行を引き起こす場合もある
Custom Agentへ直接質問して回答を受け取る ゲスト・制限付きメンバーは不可。通常メンバーにもAgentの共有権限が必要 同資料のGuest and restricted member access

Custom Agentは本人の閲覧権限を引き継ぐ通常のNotion AIと異なり、Agent自身へ許可した資料で動きます。共有ページを編集できることは、Agentへ質問したり設定全体を操作したりできる権限ではありません。ゲストへ共有したページにAgentが出力する場合は、その出力内容も共有先に見える前提で、Agentの参照資料と出力先を絞ります。

たとえば社内5人がAIを使い、外部協力者2人は完成ページの閲覧・修正だけを行う架空の運用なら、課金対象は社内の5メンバーです。外部の1人も通常AIを自分で呼び出すなら、その人をメンバーへ変更し6席として計算します。ゲスト上限や共有制限は契約プランに従います。課金の公式説明でも、ページ単位のゲスト招待と有料メンバー追加を分けています。

契約通貨・税・支払期間をそろえる

ここでも、FreeとPlusの制限付き体験とBusinessの日常利用を分けて比較します。Businessの1メンバーあたりの料金は、USD表示は年払い時の月換算20米ドル(年240米ドル)、月払い24米ドルです。JPY表示では年払い時の月換算3,150円(年37,800円)、月払い3,800円です。円価格はUSD価格を独自換算した値ではありません。価格条件:公式料金の2026年10月4日確認値を使う計算例です。契約時には表示通貨と最終請求額を確認してください。

年払いは年間契約額を先払いします。料金画面には「日本の消費税(該当する場合)」の案内があり、請求先に応じた税の適用と最終請求額は決済画面で確認します。

費用は次のように計算します。

対象期間の現金費用
= 課金対象メンバー数 × 同じ期間に対応する1席の契約料金
+ 対象期間の追加Notionクレジット料金(対象機能・個人枠の超過利用)
+ 導入・権限整理・教育などを外注する料金

社内工数の評価額 = 導入・権限整理・教育の作業時間 × 仮定の時間単価

通貨、税の扱い、対象期間をそろえます。年払いを12か月で見るなら1席の年額を一度だけ入れ、月換算額と年額を重ねて足しません。途中で席数が変わる場合は実際の契約・日割り請求に合わせます。クレジット数は購入料金へ換算し、USD建てクレジットを円の席料金へ加える場合も換算日・為替条件を記録します。社内工数の評価額は現金支出と別にし、総負担へ含める場合も給与総額や外注費に含めた同じ作業を二重計上しません。

追加Notionクレジットには月間と年間があり、公式ヘルプの2026年10月21日確認値では、月間は1,000あたり10米ドル、年間は1,000あたり13米ドルです。製品内で請求を管理する場合、月払いの基本契約は月間クレジット、年払いは年間クレジットを購入します。年間クレジットは契約更新まで使える一方、未使用分は更新時に失効します。営業担当者経由の契約は選択肢が異なるため、見積書の条件を使います。

5人でBusinessを年払いする計算例

上のUSD席料金を使い、課金対象メンバー5人を12か月変えない仮定なら、席料金は5人×年240米ドル=年1,200米ドルです。製品内で年払い契約を管理し、同じ契約年に追加の年間Notionクレジットを1,000だけ購入する仮定なら、13米ドルを一度加え、合計1,213米ドルになります。

これは個人枠に含まれない処理や超過利用の追加クレジットを年間1,000で足りると置いた計算で、実際の必要量や請求額の予測ではありません。毎月1,000を使う場合の年額ではなく、追加購入すればその料金も増えます。税、外注費、社内工数は含めていません。円契約なら席料金は5人×年37,800円=年189,000円を基準にし、USD建てクレジットをそのまま足さず、決済時の通貨・換算条件を確認します。

この年額で契約する前に、利用者5人などの小さい範囲で、必要な処理量と効果を確かめるのがおすすめです。このあとに挙げる30日間の導入手順を、評価の参考にしてください。これは社内で試す期間の提案であり、30日無料という意味ではありません。

AI導入前の権限表

情報 メンバー ゲスト AI検索 対応
公開手順書 閲覧 必要時 可 所有者・更新日を設定
顧客案件 担当のみ 案件ページのみ 担当のみ チームスペース分離
人事評価 人事・上長 不可 原則限定 プライベート領域
法務資料 法務中心 不可 方針を明記 閲覧者を監査
接続アプリ 元権限に従う 必要時のみ 小規模検証 過剰共有を確認

この表を埋めたら、実際のページ、チームスペース、データベース、接続元へ権限を反映します。AIへの指示だけで非公開にしようとせず、閲覧できる人を設定そのものから絞ってください。試験でも、見えるべき資料と見えてはいけない資料の両方を確かめます。

30日間の導入手順

1週目:権限を整理

メンバー、ゲスト、外部共有、機密ページ、古いページを棚卸しします。退職者と不要ゲストのアクセスを、管理担当者が社内の手順に沿って解除します。残す記録の引き継ぎ先も決めてから進めましょう。

2週目:5人で試す

営業、開発、管理など異なる役割から利用者を選びます。10個の実際の質問と正解資料を用意します。

「最新の出張規程はどこ?」のように、正解のページを人が示せる質問から始めます。同じ質問を異なる役割の人でも試し、引用元を開けるかと、権限のない資料が出ないかを見ます。答えが違ったら、料金プランを上げる前に、ページの更新状況と閲覧権限を確認してください。

3週目:接続を一つ追加

必要ならSlackやGitHubなど一つだけ接続し、接続前後の検索結果と権限を比較します。

4週目:費用と効果を確認

検索から原文確認までを実際に進め、次の項目を記録します。速く答えが出ても、古い資料の訂正や権限の手直しに時間がかかるなら、その作業も含めて比較しましょう。

  • 回答までの時間
  • 正しい引用へ到達した割合
  • 古い・誤ったページを使った件数
  • 人が修正した時間
  • 週の利用者数
  • 利用者別のStandard・Select使用量と、追加Notionクレジットの消費
  • 会議メモの利用量と、枠消費の開始後に必要になるStandard枠
  • 権限上の問題

利用しない人まで席を増やさず、効果が出た役割から広げます。

月末には、正しい原文へ戻れて権限の問題もない仕事を継続候補にします。古い資料を拾う仕事はページ整備を先に行い、個人枠だけが足りない人は、追加利用を許可する費用と頻度を見積もります。検索品質の問題と利用量の問題を分ければ、席を増やすべきか、情報を整えるべきかが見えてきます。

契約前に確認する質問

  • BusinessのAI機能で目的を満たすか
  • 個人別のStandard・Select枠で足りるか、追加利用を許可するか
  • カスタムエージェント・高消費モデル・枠超過分に追加クレジットがいくら必要か
  • 追加クレジットは月間か年間か、更新日・失効日と料金はどうなるか
  • 外部協力者が通常AIやCustom Agentへの直接質問を必要とし、メンバー追加が必要になるか
  • 接続アプリの権限をどう反映するか
  • データ保持と削除の範囲
  • 退職時にアクセスをいつ失うか
  • 監査ログとDLPが必要か
  • 契約通貨、税、月払い・年払い

最初の一歩は、必要なページと利用者を書き出すことです。Businessで仕事と管理の両方を満たせるなら小さく試し、保持・監査などに不足が残るならEnterpriseの見積もりへ進みます。料金や利用枠は移行日にも左右されるため、見積時の公式ページ、管理画面の枠、契約書を同じ日付で残しておきましょう。

まとめ

  • AIを試すだけならFree・Plusの制限付き機能、日常業務でAI検索・会議メモ・エージェントを使うチームはBusiness、ゼロデータ保持やSCIM・監査ログ・DLPが必要ならEnterpriseを検討します。
  • 契約前に、メンバーとゲスト、機密ページ、データベース行、接続アプリの権限を整理します。通常AIは本人の権限を尊重し、Custom AgentはAgent自身の権限と共有先を別に審査します。
  • 新規Business・Enterpriseは2026年10月19日、既存は11月2日から個人別のStandard・Select枠へ移行します。枠の超過利用や対象機能の追加Notionクレジットは、席料金と分けて見積もります。

候補の公式条件を比べる

本文の判断条件に合う候補です。契約・利用前に、現在の提供範囲、料金、利用枠、解約・更新条件を公式ページで確認してください。

Notion AI Free

まず無料範囲で文書作成・要約を試したい個人/小チーム向け。

価格は販売先で確認

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機能
Freeで必要なAI機能と利用枠を実際に確認する。
判断
席・共有・保存条件を有料プランと比べる。
公式サイトNotion Pricing

Notion AI Plus

小規模チームの共同編集・共有を増やしたい人向け。PlusのAIは制限付き体験です。

価格は販売先で確認

申込前の確認

機能
Plusの共同編集・席・共有要件と、AIの制限付き体験を分けて確認する。
運用
既存の作業スペースの権限と移行負担を見積もる。
公式サイトNotion Pricing

Notion AI Business

複数部門でAI・DB・権限管理をまとめたい組織向け。

価格は販売先で確認

申込前の確認

管理
Businessの権限・AI機能に加え、利用者別のStandard・Select枠と追加クレジットを確認する。
移行
既存文書・所有者・更新運用を同じ50文書で試す。
公式サイトNotion Pricing

掲載内容は確認日時点の情報です。購入・申込条件はリンク先の最新表示で確認してください。