クリエイティブ解説
ComfyUIのseed・steps・CFG・samplerは何が違う?設定の役割と比べ方

目次
ComfyUIで画像を1枚生成できるようになると、次に迷いやすいのがKSamplerのseed、steps、CFG、samplerだ。
これらはすべて「画質を上げるつまみ」ではなく、役割が違う。数値や名前を丸暗記するより、何を変える設定なのかを分けて理解する方が、自分のモデルや用途に合わせて調整しやすい。
seedは比較の起点になる
seedは、生成時に使うノイズの初期条件に関係する。
同じワークフローで一つの設定だけを比較したいときは、seedを固定しておくと差を見やすい。
たとえばstepsを比べるなら、
モデル:
モデルのリビジョン:
プロンプト:
解像度:
seed:
sampler:
scheduler:
ComfyUIのバージョン:
をできるだけ同じにして、stepsだけを変える。
ただし、seedが同じならどんな環境でも完全に同じ画像になる、という意味ではない。モデルやワークフロー、ComfyUI側の実装などが変われば結果も変わり得る。
seedは「同じ条件を比較しやすくするための基準」と考えると分かりやすい。
stepsは処理を何段階で進めるか
stepsは、ノイズから画像へ近づけていく処理を何段階で行うかに関係する。
stepsを増やすと計算回数も増えるため、一般には生成時間が長くなりやすい。一方で、数を増やし続ければ必ず画質が良くなるわけではない。
モデルやsampler、schedulerによって適した範囲は変わるため、最初は低め・中間・高めのように数点だけ比較するとよい。
例:
steps A
steps B
steps C
そのとき、ほかの条件は変えない。
CFGはプロンプトをどの程度強く反映させるかに関係する
CFGはClassifier-Free Guidanceの強さを表す設定で、プロンプトによる条件付けをどの程度強く効かせるかに関係する。
高くすれば常に良くなる設定ではない。ComfyUI公式の説明でも、高すぎるCFGは画質へ悪影響を与える可能性が示されている。
そのため、
- 高いほど高品質
- 高いほど必ずプロンプトへ忠実
- SNSで見た数値なら別モデルでも同じ
とは考えない方がよい。
使っているモデルとプロンプトを固定して、自分の用途で比較する。
samplerは生成の進め方そのものを選ぶ
sampler_nameでは、サンプリング方法を選ぶ。
samplerを変えると生成の進め方が変わるため、見た目だけでなく、必要なstepsや生成時間との関係も変わることがある。
また、KSamplerにはschedulerという別の項目もある。samplerだけを比べたいときにschedulerまで同時に変えると、どちらの差なのか分からなくなる。
比較するときは、
比較1: samplerだけ変える
比較2: stepsだけ変える
比較3: CFGだけ変える
のように一項目ずつ分ける。
最初は小さな比較表を作る
他人の「おすすめ設定」を探し続けるより、自分が使うモデルとプロンプトで小さな比較を作る方が判断しやすい。
手順は単純だ。
- モデル、プロンプト、解像度、seedなどを固定する
- 比べたい設定を一つだけ選ぶ
- その設定を数段階に変えて生成する
- 画像と設定値を一緒に保存する
- 次の設定へ進む
人物だけでなく、背景や文字など、自分が実際に生成したい内容でも試す。
一枚だけ見て「この数値が最強」と決めるより、複数の例で傾向を見る方が使いやすい基準になる。
比較結果は画像だけでなく条件も残す
あとから見返したときに、画像だけでは何を変えたのか分からなくなりやすい。
最低限、
モデル:
プロンプト:
解像度:
seed:
steps:
CFG:
sampler:
scheduler:
生成時間:
を残しておくと、次の調整に使える。
ComfyUIでまだ最初の1枚を生成できていない場合は、先にComfyUIで最初の画像を生成するまでを確認する。
既存画像を元にして変化量を調整したい場合は、ComfyUIでimg2imgを始める方法でdenoiseとの違いを確認できる。
まず生成を安定させ、その後に一項目ずつ比較する。 これがKSamplerの設定を理解する一番追いやすい進め方だ。
まとめ
- seedはノイズの初期条件、stepsは反復回数、CFGはプロンプトの効かせ方、samplerはサンプリング方法に関係する
- 複数の設定を同時に変えると、どの変更が結果へ効いたのか分からなくなる
- 公式の初期値や他人のおすすめ値を、すべてのモデルで通用する万能値とは考えない
- 同じ条件を固定して一項目ずつ比較し、画像と設定を一緒に保存する
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