クリエイティブ解説
AI動画で最初と最後の画像を指定するには?対応ワークフローの選び方

目次
AI動画で「この画像から始まり、この画像で終わってほしい」と指定できると、映像の出発点と着地点を決めやすくなる。
ただし、画像を2枚読み込めばどの動画モデルでも同じように制御できるわけではない。最初に見るべきなのは、使うモデルとワークフローが開始画像・終了画像の両方を条件として扱えるかだ。
ComfyUIでは、Wan2.2 14B FLF2V向けに開始画像と終了画像を使う公式ワークフローが案内されている。重要なのは、「ComfyUIにその機能がある」ではなく、対応するモデルと構成を使ったときに利用できる機能だという点だ。
まず対応モデルと公式ワークフローを確認する
最初に、使おうとしているモデルの名前と種類を正確に確認する。そのうえで、開始画像と終了画像を使う公式ワークフローやテンプレートが用意されているかを見る。
確認したい順番は次のとおり。
- モデル名とリビジョン
- 開始画像・終了画像の両方に対応しているか
- 公式ワークフローやテンプレートがあるか
- 追加で必要なモデルや部品があるか
- 入力画像のサイズや縦横比に前提があるか
カスタムノードにそれらしい入力欄があっても、モデル自体がその条件を学習しているとは限らない。ノードの見た目だけで互換性を判断しない方がよい。
最初の2枚は、変化を欲張らない
動作確認では、開始画像と終了画像の差を小さめにする。
たとえば同じ人物で、立ち位置や表情、カメラ位置が少し違う程度から始める。人物そのもの、背景、構図、画角まで大きく変えた2枚を最初から与えると、うまくいかなかったときに原因を切り分けにくい。
画像サイズや縦横比も、公式ワークフローが想定している条件に合わせておく。
短い動画で「途中」を見る
開始画像と終了画像を指定する方式では、最後の1フレームだけ合っていれば成功とは言いにくい。大切なのは、その間が自然につながっているかだ。
最初はフレーム数や解像度を控えめにし、短い動画で次を確認する。
- 人物や物体が途中で別物に変わっていないか
- 急な場面転換のような飛び方をしていないか
- 開始画像へ寄せるための不自然な変形が出ていないか
- 終了画像へ近づく途中で形が崩れていないか
同じシードとプロンプトを使って比較すると、設定変更の影響を追いやすい。
安定してから動きや長さを増やす
短い条件で自然につながったら、動画の長さや動きの強さを一つずつ増やす。
一度に長尺化、高解像度化、大きな動きの追加まで行うと、どの変更で崩れたのか分からなくなる。うまくいった時点のワークフローJSONと入力画像を残しておけば、戻る基準にもなる。
2枚を完全に再現する機能とは考えない
開始画像・終了画像の指定は、2枚の画像を絶対にそのまま再現する保証ではない。対応モデルに対して、動画の始点と終点の条件を与える仕組みとして考えるのがよい。
途中の自然さを優先すると最後の画像との差が残ることもあれば、終了画像へ強く寄せた結果、途中の変形が目立つこともある。
まず公式に対応しているモデルとワークフローを選び、差の小さい2枚で短く試す。その結果を見てから長さや動きを足していくと、失敗の原因を追いやすい。
まとめ
- 開始画像と終了画像を指定できるかは、まずモデルとワークフローの対応状況を確認する
- ComfyUIはWan2.2 14B FLF2V向けの公式ワークフローを案内している
- 入力欄が2つあるだけで、どの動画モデルでも同じ制御ができるとは考えない
- 最初は短い動画で途中のつながり方を確認し、安定してから条件を増やす
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