クリエイティブ分析
Wan 2.2の14B・5B系はどう選ぶ?用途とPC条件から比較

目次
Wan 2.2をローカルで試すとき、「5Bなら軽い」「14Bなら高品質」とパラメータ数だけで決めると、用途や必要な構成を取り違えやすい。
まず確認したいのは、そのモデルが何を入力して、どんな動画を作る構成なのかだ。
図: 主な比較軸を1枚に整理。細かな条件は本文と表で確認する。
先に文章から動画か、画像から動画かを決める
Wan 2.2には複数の構成があり、文章から動画を作る場合と、画像を開始点として動画を作る場合では入力条件が違う。
最初に自分の用途を固定する。
用途: 文章から動画 / 画像から動画
解像度:
フレーム数:
入力する文章:
開始画像の有無:
開始画像を使う構成と文章だけで作る構成を、同じ条件の比較として扱わない。
5Bだから必ず速いとは決めない
Wan2.2-TI2V-5Bは公式に配布されているモデルの一つだ。
5Bという規模はモデルを見分ける重要な情報だが、それだけから「このGPUなら何倍速い」「必要VRAMが何GB少ない」とまでは決められない。
動画生成では本体以外にも、テキストエンコーダーやVAEなど複数の構成要素を使うことがある。解像度、フレーム数、精度、オフロードの有無もメモリ使用量と速度へ影響する。
A14B系もモデル名だけで選ばない
A14B系を試す場合も、モデル名だけを見るのではなく、実際に使う公式ワークフローや配布構成を確認する。
- 動画生成本体
- テキストエンコーダー
- VAE
- 使用する精度や量子化
- GPUとCPUへの配置
- オフロード設定
- 解像度
- フレーム数
同じ「14B」という表記でも、用途や構成を無視して一つの性能表へまとめない。
VRAMは同じ生成条件で測る
必要VRAMを比べるなら、モデルファイル容量ではなく実際の生成中に測る。
| 条件 | そろえる内容 |
|---|---|
| 用途 | 文章から動画、または画像から動画 |
| 出力 | 解像度とフレーム数 |
| 実行環境 | ComfyUI / Diffusersとバージョン |
| 精度 | 使用する精度・量子化 |
| 配置 | GPU配置・CPUオフロード |
これらが違う測定値を、一つの「必要VRAMランキング」へ混ぜない。
最初の候補は用途に対応するかで決める
自分が短い動画を文章から作りたいなら、その用途に対応する5B構成を最初の基準にできる。
画像から動画を作りたい、別の公式ワークフローが必要、といった場合は、その用途へ対応するA14B系も候補にする。
最初の1本を作ったら、次を保存する。
モデル / リビジョン:
ワークフロー:
入力条件:
解像度:
フレーム数:
生成時間:
最大VRAM使用量:
その後に別の候補を同じ条件で試せば、自分のPCで意味のある差を比較できる。
Wan 2.2の5B・14B系は、数字の大きさではなく「用途 → 必要な構成 → 実行条件 → 実測結果」の順で選ぶのが分かりやすい。
文章から動画を作る手順はComfyUIでWan 2.2の文章から動画を作る方法、画像から動画を作る手順はComfyUIでWan 2.2の画像から動画を作る方法で確認できる。
まとめ
- 5Bと14B系を、パラメータ数だけで品質や生成速度の順位にはしない
- 先に文章から動画を作るのか、画像から動画を作るのか、自分の用途を決める
- 各モデルで必要なファイルと公式ワークフローを確認する
- VRAMや生成時間は、解像度・フレーム数・精度・オフロード条件をそろえて測る