AI用PCは今買う?待つ?|構成・総予算・使い始めたい日で決める

目次
35万円以内だったから安心してたのに、価格が変わってもう余裕がほとんどないの!?
前に見た価格では決められないんだよ。今の総額と、使い始めたい日を一緒に確かめよう。
AI用PCが欲しいけれど、次のセールまで待った方が得なのか。大きな買い物なので迷いますよね。秋葉原の店頭では、待つ間の値上がりがセールの値引きを上回るかもしれない、という話を聞きました。先の価格は断言できませんが、「待てば同じPCを安く買える」とも限らないわけです。
そこで、使いたいモデルが動く構成、送料や変更料金を含む予算、使い始めたい日の三つで考えてみます。数万円安くなっても、必要なメモリが足りなければ、始めたかった作業に使えません。
必要な構成が予算に収まり、今月から使いたいなら、購入へ進む理由があります。 反対に、必要量や用途がまだ分からないなら、セールの期限に合わせて急がなくて大丈夫です。この記事ではVRAM・RAM・SSD容量をそろえた比較から、自分の見積もりを取る一台を選んでいきます。
比較の価格条件は、2026年10月24日に再確認した公式掲載価格・公開変更料金です。カートで確定した注文見積書ではありません。THIRDWAVEは変更後の納期が未確認なので、購入時に総額と到着見込みを取り直してください。モニターなどの周辺機器代も別に確保します。
FRONTIERの旧掲載回は終了しています。 2026年10月4日に確認した別のOct1掲載回は、同じFRGHLMB650/WS0914という型番でもRadeon RX 9070 XT搭載です。後半の参考欄にあるRTX 5070 Ti機とは別構成なので、旧比較額で買える機種として扱わないでください。CUDAを前提にソフトを選ぶ場合も、NVIDIA機からRadeon機へそのまま置き換えられるとは限りません。
用途・予算・使い始めたい日を決める
まずはメモに、次の3行を書いてみてください。これが決まると、安いPCを探すときにも必要な条件を外さずに済みます。
- やりたいこと:使うソフトとモデル。LLMなら量子化・会話の長さ、画像生成ならモデル・解像度・同時生成枚数まで
- 総予算:PC本体だけでなく、送料、必要なRAM・SSD変更、Wi-Fi、周辺機器まで含めて何円か
- 使い始めたい日:注文日ではなく、届いて設定を終えたい日
「いつかローカルAIを試したい」という段階なら、先にモデルを一つ選ぶところから始めましょう。必要な容量が分からないまま上位PCを買うより、用途に合う構成を絞れます。今月の制作や学習で使うと決めているなら、値引きの期待だけでなく、待つ一か月にできなくなる作業も考えてみてください。
NVIDIA GPU搭載機で始める候補を比べるなら、まずVRAM 16GB・RAM 32GB・SSD 1TBを出発点にしてみるのがおすすめです。最高級の構成から削っていくより、予算に収まる入口を見つけやすくなります。そこから、選んだモデルに不足する容量を足していきます。
この容量で何でも動くわけではありません。長い会話、大きな画像・動画モデル、学習が目的なら、その設定で必要な量を見積もります。GPUに載らない部分をRAMへ逃がすオフロードも使える場合がありますが、VRAMを同じ速さで増やせる仕組みではありません。容量を補う代わりに待ち時間が増える点も考えます。Diffusersの公式説明でも、その違いが示されています。
容量に迷う段階なら、ローカルAI向けBTO PCの選び方で、動かしたいモデルと必要なVRAMを先に絞ってから戻ってきてください。
見積もりを取り直す2候補の構成と総額
次は、同じ確認条件の2候補を比べます。VRAM 16GB・RAM 32GB・SSD 1TBへそろえていますが、CPU、電源、保証は違います。全国最安を探した一覧ではありません。販売が終わったFRONTIERのRTX 5070 Ti機は、後半に過去の例として残しています。
| 候補・公式構成ページ | GPU/CPU | RAM・SSD | 税込・送料込み |
|---|---|---|---|
| THIRDWAVE AD-R7X56C-08W | RTX 5060 Ti 16GB/Ryzen 7 9700X | 32GB(16GB×2)・1TBへ変更 | 348,380円(通常送料・公開変更料金から算出) |
| G TUNE DG-A7G6T ホワイト(DGA7G6TW6BDDW101DEC) | RTX 5060 Ti 16GB/Ryzen 7 7700 | 標準32GB(16GB×2)・1TB | 459,800円(送料無料) |
ドスパラの基本264,980円はRAM 16GB・SSD 500GBの価格です。ここへRAM変更56,100円、SSD変更24,000円、通常送料3,300円を足すと348,380円になります。離島は送料6,600円なので、同じ構成で351,680円です。必要容量へ変更した後の総額で比べ、注文前にはその構成の最終金額と納期を取り直してください。
参考に、10月19日の同構成は328,380円で、35万円から21,620円残る計算でした。本体が2万円上がったことで残額は1,620円へ減りました。この履歴は値上がりの影響を示すもので、旧価格を注文予算には使いません。
価格を抑えるならTHIRDWAVE
この二台で購入額を抑えたいなら、THIRDWAVEから見積もります。 RAM 32GB・SSD 1TBへの変更分を加えても、G TUNEより111,420円低い計算です。GPUとVRAM容量は同じなので、16GBのGPUで始める費用を比べる基準になります。
標準保証は1年で、無線LANは標準では付きません。基本構成の表示は「翌日出荷」でしたが、RAMやSSDを変えた後も同じとは限らないので確認が必要です。有線LANで使えるか、Wi-Fiを追加するかも決めてから総額を残しましょう。
GPUは同じなのに、こんなに値段が違うの?
保証やWi-Fi、ケースなども違うんだよ。自分が欲しいものを含めた総額で比べよう。
差額がそのまま性能差になるわけではありません。ケース、電源、冷却、保証を含むPC全体が違い、この記事ではAIの実行速度や静音性を実測していません。それでも、最初の購入費を抑えたい人には、同じGPU容量で約11万円の差があることは大きな比較材料です。
3年保証ならG TUNE
保証を含めて比べたい場合は、G TUNEも見てみましょう。確認したのはDGA7G6TW6BDDW101DECです。DG-A7G6Tという商品名には別構成もあるので、この型番まで合わせます。
この構成にはWi-Fi 6Eと3年センドバック修理保証が標準で含まれ、出荷は決済日から約4営業日という表示でした。無線LANと長めの保証がそろった状態を選びたいなら、その分も込みで比較に残せます。
終了済みセールの値引きは引かず、標準構成の掲載額で比べると、THIRDWAVEとの差は約11.1万円です。購入額を優先するならTHIRDWAVE、差額を払っても保証などを含む商品全体を選びたいならG TUNE、と考えてみてください。後の予算例で、上限に収まるかも確かめます。
セールの期限と対象を確認する
セールを理由に決める前に、対象と適用条件を確認します。ドスパラ34周年キャンペーンの通販期限は**10月30日10:59(日本時間)**です。一部PCの対象カスタマイズが最大半額という企画で、PC本体が一律半額になる意味ではありません。
マウスの対象セールは10月7日10:59、FRONTIERの旧掲載回は10月2日15:00で終了しました。終了企画の値引きを、比較表の価格からさらに引くことはできません。
上のドスパラの比較額からは、適用を確かめられていない半額特典や抽選ポイントを引いていません。「最大全額還元」も、抽選なら当たる前提で購入予算を減らさずに考えます。
FRONTIERの旧掲載回は、確認した日の午後に終了しました。期限が近いと焦りますが、用途や予算に合わないなら見送って大丈夫です。終わった企画の価格を追いかけず、同じ容量にそろえた新しい見積もりで選び直しましょう。
メモリ値上がりとPC価格を分ける
では、待っている間の値上がりはどう考えればよいでしょうか。秋葉原で聞いた話だけで、すべてのPCが値上がりするとまでは言えません。ここでは、メモリメーカーの説明から分かる範囲を見てみます。
Micronは9月30日の決算説明で、同社の2026年度第4四半期について、前四半期比でDRAM価格が十数%台後半、NAND価格が約30%上がったと説明しています。また、2027年・2028年も需給が厳しいとの見通しを示しました。Micron公式の決算説明資料、PDFの5・7ページ
この数字はMicronの実績と見通しです。店頭のRAMやSSD、完成品PCが同じ割合で値上がりする予告にはできず、CPUやGPUの店頭価格まで説明する数字でもありません。買うPCの価格は、その構成の見積もりで確かめます。
買い物に生かすなら、次のセールで同じ構成が安くなる、と決めつけずに待つ条件を作るのがよさそうです。RAMやSSDを減らしたPCの安値を、欲しい構成の値下がりと見間違えないようにしてください。
たとえば40万円のPCが5%安くなることを期待するなら、差額は2万円です。次のセールの予告ではなく、考えるための計算例です。その2万円を待つために、制作を一か月後へ延ばしてもよいか。底値を当てようとするより、先にこの答えを決めると買い時を選びやすくなります。
予算と開始日で買う・待つを決める
ここからは、上の比較と同じ価格条件を予算へ当てはめてみます。金額も到着日も注文時の保証ではないので、自分が買うときには、構成と送料込み総額、到着見込みを取り直してください。
総予算35万円で、今月から16GB構成を使いたい
THIRDWAVEをRAM 32GB・SSD 1TBへ変えると、通常送料込み348,380円。35万円から引くと、残るのは1,620円です。手持ちのモニターや有線LANを使え、ほかに必要な支出がなく、変更後の納期も間に合うなら購入を検討できます。モニターやWi-Fiを新たに用意するなら、この残額で足りるか先に確認しましょう。
離島送料では351,680円となり、PCだけで上限を1,680円超えます。配送先で判断が変わるため、35万円以内の候補と一律には勧められません。
最終画面では、GPUが16GB版か、選んだRAM・SSDが反映されたか、送料込み総額、変更後の到着見込み、保証・返品条件を見ます。どれかが大きく変わったら、その場で決めずに見積もり直しましょう。
総予算40万円で、3年保証込みの構成を選びたい
G TUNEは標準459,800円なので、40万円より59,800円高くなります。周辺機器まで含めて40万円が上限なら、この型番は外し、3年保証込みで収まる別構成を探しましょう。保証を重視したいという希望は残したまま、必要容量を満たす総額へそろえて比べます。
購入額を抑える方が優先なら、前の35万円の例へ戻り、THIRDWAVEの保証と構成を確認してみてください。
30万円以内、または24GB以上のVRAMが必要
今回のRAM 32GB・SSD 1TB構成は、安い方でも30万円を超えます。上限を動かせないなら、セール中という理由で予算を増やさず、用途を絞る、今のPCを使う、別の条件で探す順に考えます。
必要VRAMが24GB以上と分かっているなら、今回の16GB候補は選びません。処理速度が高い16GB GPUでも、容量不足は残ります。安さに合わせて必要量を削るより、目的を満たす容量で候補を探す方が、買い直しを避けやすくなります。
使い始めるのは12月以降で、今の環境でも困っていない
今の環境で困らず、12月まで使わないなら、待つ選択もできます。その場合は欲しい構成・上限額・再確認日を残しましょう。たとえば「16GB・32GB・1TBで送料込み30万円以下なら買う。10月末に再確認」としておけば、セールのたびに最初から悩まずに済みます。30万円は自分で置く購入条件で、値下がりの予測ではありません。
参考:過去の上位GPU例(販売終了)
旧掲載回のFRONTIERはRTX 5070 Ti 16GB・Ryzen 7 9700X・RAM 32GB(32GB×1)・SSD 1TBで、送料込み403,100円(送料3,300円込み)。これは2026年10月2日の記録で、現在の購入候補ではありません。当時は受注生産、出荷目安10月6日、標準保証1年センドバックと案内されていました。旧商品ページは404で、カスタマイズ先でも同じ構成の販売を確認できないため、この条件で今も購入できる機種としては扱えません。
この過去例で見たいのは、GPU側へ予算を足すと何が変わるかです。5060 Ti 16GBから5070 Tiへ替えても、VRAMは16GBです。 使いたいモデルが16GBに収まらないなら、同容量の上位GPUを選ぶだけでは解消しません。NVIDIAの公式仕様でも5070 Tiは16GBです。
RAMの枚数も見ておきましょう。このFRONTIERは32GB×1枚で、前の二台は16GB×2枚です。CPU側へ多くオフロードするなら、メモリ構成も検討に入ります。GPUだけでなくこうした違いもあるので、価格差からAIの速度差を計算することはできません。
候補1台の総額と納期を見積もる
価格優先ならTHIRDWAVE、3年保証込みを重視して標準459,800円以上を確保できるならG TUNEを開き、必要な変更を入れた総額と到着見込みを一つ残してみてください。予算、必要容量、使用開始日の三つが合えば購入へ進めます。合わなければ、上限額と再確認日を決めて待ちましょう。
残す見積もりには確認日も添えます。「あと何円あれば買えるか」だけでなく、「予算内でも何が未確認なら買わないか」も一行あると迷いにくいです。たとえば、変更後の納期が開始日に間に合わない、Wi-Fiやモニターを足すと上限を超える、必要なモデルが16GBへ収まらない場合です。次に見直すときは、その未確認項目から埋めていきましょう。
構成表で迷う項目はローカルAI向けBTO PCの選び方でも確かめられます。今のPCのGPU交換で済ませる案もあるなら、カード代に電源・ケース・冷却の費用と交換作業を加え、PCごとの買い替えと比べてみましょう。
ゲームが主目的の人は、タイトル、解像度、目標fpsを決め、その条件の実測も見てください。AI向けの容量だけでは、遊びたいゲームの性能までは選べません。
FRONTIERも比較に入れるなら、販売中の一覧からGPU・RAM・SSDを読み直します。同じ型番でも掲載回によって構成が違うため、旧価格へ戻らず、新しい送料込み総額と出荷予定で並べてください。
まとめ
- 使う目的と総予算、使い始めたい日が決まっているなら、次の大型セールを理由なく待たない
- 同じVRAM・RAM・SSDで総額を比べると、値引き額が大きいPCが最有力とは限らない
- 16GBで足りる用途・総予算35万円なら、THIRDWAVEの変更料金込み見積もりを最初の比較基準にする
- 必要容量が足りない、予算を超える、用途が未定なら、購入条件と再確認日を決めて待つ
参照した情報源(11件)
- Reduce memory usage ↗Hugging Face
- GeForce RTX 5070 family specifications ↗NVIDIA
- THIRDWAVE AD-R7X56C-08W Ryzen7 9700X搭載 ↗Dospara / Thirdwave
- G TUNE DG-A7G6T ホワイト DGA7G6TW6BDDW101DEC ↗Mouse Computer
- FRONTIER FRGHLMB650/WS0914(掲載ページは現在閲覧できません)FRONTIER / INVERSENET
- FRONTIER FRGHLMB650/WS0914 カスタマイズページ ↗FRONTIER / INVERSENET
- マウスコンピューター TGS2026 セール ↗Mouse Computer
- FRONTIER ゲームの祭典熱狂セール ↗FRONTIER / INVERSENET
- ドスパラ34周年キャンペーン ↗Dospara / Thirdwave
- Micron Fiscal Q4 2026 Earnings Call Prepared Remarks ↗Micron Technology
- BTOパソコン通販のFRONTIERFRGHLMB650/WS0914: 直販 ↗FRONTIER / INVERSENET






