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OpenClawをローカルLLMで動かすには?必要メモリ・Ollama・LM Studioの設定を整理

目次
公式サイトで次に進む
この記事で明示的に扱うソフトだけを表示します。配布・手順は各公式ページで確認してください。
OpenClaw
LM Studio
Ollama
local-gen.jpがファイルを配布するものではなく、互換性を保証するものでもありません。
OpenClawは、ローカルモデルを自分でserverとして用意する方法に加えて、llama.cppを使うManaged local serverを選べる。2026年9月6日時点の公式Local models docsでは、hardwareに合わせて始める場合はManaged local serverが最初の選択肢として案内されている。
LM StudioやOllamaも引き続き正式対応している。すでに普段使っているlocal runtimeがあるなら、そのserverをOpenClawへ接続する構成も選べる。
OpenClawで注意したいのは、モデルが1回返答できることと、Agentとしてtoolを使いながら仕事を完了できることが同じではない点だ。tool schema、履歴、memory、browserやterminalの結果までcontextへ入るため、短いchatだけの動作確認では足りない。
3つの始め方
現行docsから整理すると、最初に比較するのは次の3経路だ。
| 方法 | 向いている状況 | OpenClaw側の特徴 |
|---|---|---|
| Managed local server | hardwareに合う構成をOpenClaw側で選びたい | llama.cpp plugin、hardware-aware recommendation、実tool call検証 |
| LM Studio | GUIでmodelを入れ替えながら管理したい | native Responses APIを利用できる |
| Ollama | CLI・model library・常駐serviceを使いたい | native /api/chat providerを利用する |
MLX、vLLM、SGLangやOpenAI-compatible proxyも使える。複数requestのthroughputや既存serverとの統合が必要な場合は候補になるが、最初のlocal setupを完了するだけならManaged local server、LM Studio、Ollamaの方が構成を絞りやすい。
Managed local serverで始める
OpenClaw公式docsは、hardware-awareな構成を使う手順として、llama.cpp pluginを導入したうえでopenclaw onboardを実行し、Managed local serverを選ぶ流れを案内している。
setupではdownloadを始める前に、Gateway host、model、download size、execution backendが表示される。さらに、default modelを書き換える前に実際のtool callを1回検証する。
この流れの利点は、modelが起動しただけで設定完了にしないことだ。OpenClawはAgentなので、tool callまで通るかをsetup gateに含めている。
必要VRAMは固定値では決められない
現行OpenClaw docsは「最低GPU VRAMは何GB」と固定していない。必要memoryは、model weight、context size、runtime、同じhost上で動く他のworkloadによって変わる。
ただし、NVIDIAが2026年9月3日に案内したOpenClaw Windows Appの最適化local model経路は別条件で、RTX GPUは24GB VRAM以上が対象とされている。これはOpenClawの全backendに共通する最低要件ではなく、NVIDIA・Microsoft・OpenClawがWindows向けに用意する簡略化されたsetup経路の条件だ。
Managed llama.cpp setupでは、特定PCを前提にする代わりに、次を確認する。
- 利用可能なRAM
- 対応GPU memory
- disk space
curated recipeは64K contextを使い、最小recipeには8GiBのhost-memory floorが設定されている。これは8GB VRAMで十分という意味ではない。公式docs自身が、このfloorはfitやspeedを保証しないと明記している。
custom serverを使う場合も、model weightだけでmemoryを使い切らず、OpenClawのprompt、tools、history、model outputまで入る余白を残す必要がある。
GPU容量そのものを比較する場合は、ローカルAI向けGPUのVRAM比較と量子化の基礎を分けて確認した方がよい。
LM Studioを使う場合
自分でmodel serverを管理したい場合、LM Studioは公式のlocal backendの1つだ。
OpenClaw docsでは、LM Studioでhardwareに収まるmodelをloadし、local serverを有効化して、Responses APIを使う構成が案内されている。LM Studioのdefault serverは次のaddressだ。
http://127.0.0.1:1234
model一覧は/v1/modelsで確認できる。OpenClaw側ではbackendが対応する場合にapi: "openai-responses"を使い、reasoningとfinal textを分けて扱う。
GUIでquantizationやmodelを交換しながら、どの構成なら長いAgent taskでも安定するか試したい場合に扱いやすい。
Ollamaでは/v1を付けない
OllamaもOpenClawの正式providerだが、接続方式に重要な制約がある。
OpenClawはOllamaのnative APIである/api/chatを使う。公式docsは、次のようなOpenAI-compatible endpointを使わないよう明示している。
http://host:11434/v1
このmodeではtool callingが壊れ、modelがtool-call JSONを通常のtextとして出力する場合がある。
Ollama providerへ接続する場合は、/v1を付けずserver base URLを指定する。
http://127.0.0.1:11434
普通のchatでは見逃せる互換性差でも、Agentではtool call失敗がtask失敗へ直結する。
modelが返答できた後にAgentとして検証する
local modelの確認は、段階を分けると原因を切り分けやすい。
1. model単体の応答を確認する
公式docsは、toolsやAgent contextを入れずにmodelだけを確認するprobeを用意している。
openclaw infer model run --local --model <provider/model> --prompt "Reply with exactly: pong" --json
ここで失敗する場合は、OpenClawのAgent loopより前にmodel serverやprovider設定を確認する。
2. Gateway routingを確認する
model単体が通ったら、Gateway経由でprovider selectionやauthを確認する。
openclaw infer model run --gateway --model <provider/model> --prompt "Reply with exactly: pong" --json
このprobeもまだ通常のAgent toolsや長いtranscriptを持たない。
3. 実際のAgent taskを試す
最後に、実際に使うtoolを含むtaskを試す。text-only probeが成功しても、tool call、context、memory pressureを含むAgent turnが成功する保証はない。
速度だけでなく、tool callの正確さ、task成功率、長いcontextでの安定性を確認してからdefault modelへ切り替える方が安全だ。
Tool Searchが小さいmodelのtool schemaを抑える
現行docsでは、local Ollama model、LM Studio、Managed local serviceは、tools.toolSearchが未設定ならstructured Tool Searchを自動利用する。
これは全tool schemaを最初からpromptへ詰め込まず、必要なtoolを検索して使うための仕組みだ。policyで許可されたcapabilityを維持しつつ、promptを抑えやすくなる。
旧来の「小型modelならlocalModelLeanを有効化する」という単純な整理には注意が必要だ。現行Local models docsは、optional toolを残したい場合はlocalModelLeanを未設定またはfalseにし、Tool Searchを使う流れを案内している。
context不足とmemory pressureを分ける
Agent turnが失敗した場合は、modelの能力不足だけでなく、contextとmemoryの両方を確認する。
OpenClawはmodel windowまたはcontextTokensからpreflight thresholdを計算し、contextが少なすぎる場合にwarningやhard blockを行う。LM StudioやOllamaのserverが途中で終了する場合は、同時刻のserver logとOpenClaw diagnosticsを照合し、memory pressureでprocessが落ちていないか切り分ける。
「modelがloadできた」ことは「長いAgent turnが安定する」ことの証明にはならない。
prompt injectionはlocal化しても残る
local modelには、hosted provider側のsafety filterがない。OpenClaw公式docsは、modelとtaskに合わせてtool permissionとprompt-injection防御を設定するよう求めている。
browserやmessageから入る外部textは、modelにとって命令に見える場合がある。model inferenceをPC内へ置いても、untrusted inputからtool実行へつながる攻撃面は消えない。
local化と同時に、sandbox、tool権限、外部入力の扱いも確認する必要がある。
local inferenceと完全offlineは別
LM Studio、Ollama、Managed local serverで推論をlocalにしても、OpenClawがbrowser、GitHub、Slack、Gmail、Web APIなどを使えばtool通信は外部へ出る。
hosted modelをfallbackに残せば、条件によってcloudへの推論requestも発生する。
完全offlineを目的にする場合は、model providerだけでなく、fallback、tool、plugin、browser、messaging channelを個別に確認する。
どの構成から始めるか
hardwareに合わせたmodel選択までOpenClaw側へ任せたいなら、llama.cpp pluginを使うManaged local serverが現行docsで最も直接的な入口だ。
すでにLM Studioを使っているならResponses API経由、Ollamaを使っているならnative provider経由で既存serverを活かせる。複数requestや独自serverが必要になってからMLX、vLLM、SGLangなどを比較すればよい。
必要memoryは固定のVRAM数字だけでは決められない。modelを起動した後にtext-only probe、Gateway routing、実Agent taskの順で確認し、tool callとcontextまで通った構成をdefaultにするのがOpenClawの現行local setupに合っている。
まとめ
- 現行OpenClawはllama.cpp pluginを使ったhardware-awareなManaged local serverを用意しており、openclaw onboardからmodel・download size・backendを確認し、実tool callを検証してからdefault modelへ切り替えられる
- 必要メモリはmodel weight、context、runtime、host上の他workloadで変わる。汎用Managed setupの公式docsは固定の最低GPU VRAMを示していない一方、NVIDIAが案内するOpenClaw Windows Appの最適化local model経路はRTX GPUで24GB VRAM以上を条件としている
- LM StudioとOllamaは、自分でlocal serverを管理したい場合の正式な選択肢。LM StudioはResponses API、Ollamaはnative /api/chatを使う
- OllamaをOpenAI-compatibleの/v1で接続するとtool callingが壊れる場合があるため、native providerを使う
- modelが短いpromptへ返答できてもAgent turn成功は保証されない。text-only、Gateway routing、実Agent taskの順で検証する
この記事で扱ったデータ
モデル・GPU・実行ソフトの確認済みデータを、記事とは別に確かめられます。