クリエイティブ実践ガイド
ComfyUIでモデルが見つからない・一覧に出ないときの確認手順

目次
ComfyUIは起動できているのに、Load Checkpointなどの読み込みノードへ使いたいモデルが表示されないことがある。
このとき、最初から同じファイルを再ダウンロードしたり、ComfyUIを入れ直したりする必要はない。まず確認したいのは、ComfyUIが探している場所と、実際にモデルを置いた場所が一致しているかだ。
また、モデルが一覧に出ない問題と、カスタムノードが不足して赤いノードになる問題は別に考える。症状を分けるだけでも、確認範囲をかなり狭められる。
1. まずモデルの種類を確認する
ComfyUIでは、Checkpoint、VAE、LoRA、ControlNetなどを同じものとして扱わない。それぞれ役割も読み込み方も異なる。
最初に、ワークフローがどの読み込みノードで何を要求しているかを見る。
読み込みノード:
必要な種類:
ダウンロードしたファイル:
現在の保存先:
たとえばCheckpointを要求しているノードへVAEを選ぶことはできない。逆に、ファイル自体は正しくても、種類に合わないフォルダへ置けば候補に出ないことがある。
モデルごとの保存先が曖昧なら、Checkpoint・VAE・LoRAの保存先を整理する記事で先に役割を確認すると分かりやすい。
2. いま起動しているComfyUIの保存先を確認する
Desktop版、Portable版、手動インストールでは、ComfyUI本体やmodelsフォルダの場所が同じとは限らない。
特に、PC内に複数のComfyUI環境がある場合は注意が必要だ。
たとえば、
起動しているComfyUI:
D:\ComfyUI\...
モデルを置いた場所:
C:\ComfyUI\models\checkpoints\...
のように別の環境へ入れていれば、フォルダ名が正しくても一覧には出ない。
「models/checkpointsへ入れた」という情報だけでなく、どのComfyUIのmodels/checkpointsなのかまで確認する。
3. 追加モデルパスを使っているなら設定と実フォルダを照合する
ComfyUIでは、extra_model_paths.yamlなどを使って、別のドライブや共有フォルダにあるモデルを参照させる構成も取れる。
この場合は次を確認する。
- 設定したパスが現在も存在するか
- モデルの種類と参照先フォルダの対応が正しいか
- ドライブ文字やフォルダ名を変更していないか
- ComfyUIの起動時にその場所へアクセスできるか
共有SSDへファイルを置いただけで、すべてのComfyUIが自動的に認識するわけではない。どの種類をどの場所から読むのかという設定が必要になる。
4. ファイル追加後は一覧を更新するか再起動する
ComfyUIの起動後にモデルファイルを追加した場合、画面側の一覧が追加前の状態のままになっていることがある。
ファイルの種類と保存先が正しいことを確認したら、一覧を更新する。環境や画面によって更新方法が分かりにくい場合は、ComfyUIを再起動して確認してもよい。
その後、実際に使う読み込みノードを開き、目的のファイル名が候補へ表示されるかを見る。
ここで表示されれば、少なくとも「ComfyUIがファイルを見つける」ところまでは進んでいる。
一覧に出た後のエラーは別の問題として見る
モデル名が一覧に表示されることと、そのワークフローで正常に生成できることは同じではない。
たとえば、モデル系列がワークフローと合わない、必要なVAEやテキストエンコーダーが不足している、カスタムノードが読み込めない、VRAMが足りない、といった問題は実行時に別の形で現れる。
症状ごとに次のように分ける。
| 状態 | 次に確認すること |
|---|---|
| モデルが一覧に出ない | 種類、保存先、追加モデルパス、一覧更新 |
| モデルは出るがノードが赤い | カスタムノード |
| モデル読み込み時に失敗する | モデルと実行環境の互換性、ログ |
| 読み込み後にメモリ不足になる | 解像度やモデル構成、VRAM使用量 |
カスタムノード側の不足なら、赤いノード・Missing Custom Nodeの直し方へ切り替えて確認する。
再ダウンロードは最後にする
保存先や参照設定が間違っている状態で同じファイルを何度ダウンロードしても、一覧には出ない。
まず、
- モデルの種類
- 実際の保存先
- 起動しているComfyUI環境
- 追加モデルパス
- 一覧更新または再起動
を順番に確認する。
それでも目的のファイルが認識されない場合に、初めてファイル破損やダウンロード失敗などを疑う。原因を一つずつ外していく方が、無駄な再インストールを避けやすい。
まとめ
- モデルが一覧に出ないときは、再ダウンロードする前にモデルの種類と保存先を確認する
- 追加モデルパスを使っている場合は、設定内容と実際のフォルダを照合する
- ファイルを追加した後は一覧更新または再起動を行い、読み込みノードでファイル名を確認する
- モデルの認識問題とカスタムノード不足は別の原因として切り分ける