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LLM・画像・動画生成を1枚のGPUで使うならどう選ぶ?

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LLM・画像・動画生成を1枚のGPUで使うならどう選ぶ?
目次

ローカルLLM、画像生成、動画生成を1台のPCで使いたいからといって、三つの「必要VRAM」を足した容量のGPUが必要になるわけではない。

先に考えるのは、実際に何を同時に動かすのかだ。LLM・画像・動画を一つずつ切り替えて使うPCと、LLMを常駐させたまま動画生成するPCでは必要な余裕が違う。

LLM・画像・動画生成を1枚のGPUで使うならどう選ぶ?の要点を図解

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図: 容量・設定値・段階差の判断軸を1枚に整理。数値の条件は本文を優先する。

最も重い同時利用を決める

自分の使い方を次のように書く。

A. LLMだけを使う
B. 画像生成だけを使う
C. 動画生成だけを使う
D. LLMを常駐させながら画像生成する
E. LLMを常駐させながら動画生成する

A〜Cのように毎回切り替えるなら、三つのモデルを同時にVRAMへ載せる前提にはしない。

DやEを本当に行うなら、その組み合わせを購入判断の基準にする。

VRAM容量と処理速度を分ける

VRAM容量は、対象のモデルやワークフローをGPU側へ載せられるか考えるための重要な条件だ。

一方、VRAMが24GBから32GBへ増えたからといって、同じ処理がその比率で高速になるわけではない。

候補GPUでは、少なくとも次を別々に見る。

項目 確認すること
VRAM容量 必要な処理が収まるか
対応状況 使うソフトやバックエンドがそのGPUを扱えるか
速度 同じ条件で測った結果があるか
同時利用の余裕 常駐するLLMなどを含めて空きが残るか
価格 その余裕と待ち時間短縮へいくら払えるか

動画生成は画像生成のVRAM例を流用しない

ComfyUIで動画生成を行う場合でも、必要メモリはモデル、解像度、フレーム数、精度、オフロード方法などで変わる。

静止画で「この条件なら12GBで動いた」という結果を、そのまま動画生成へ当てはめることはできない。

LLMでも同様に、モデル規模、量子化、コンテキスト長、GPUオフロード量で条件が変わる。

実測値は条件ごとに保存する

GPUの速度や最大メモリ使用量を比べるときは、GPU名だけで比較しない。

GPU:
モデル:
実行環境:
量子化・精度:
コンテキスト長 / 解像度:
フレーム数 / バッチ:
オフロード設定:
最大メモリ使用量:
生成時間・応答時間:

条件が違う結果を一つの順位表へ混ぜると、何の差か分からなくなる。

まず最も重い処理を候補GPUへ当てはめる

たとえば動画生成が一番重いなら、使いたい動画モデルとワークフローを一つ決め、その条件を候補GPUへ当てはめる。

次に、LLMを常駐させる必要があるなら、その分の余裕を確認する。

逆にLLM・画像・動画を毎回切り替えるなら、使わない同時実行の余裕へ大きな追加費用を払う必要はない。

「何でもやるから最大GPU」ではなく、必要な余白に払う

大容量GPUを選ぶ理由は、

  • 重い処理がVRAMへ収まる
  • CPU側へのオフロードを減らせる
  • 常駐するモデルと生成処理を同時に動かせる
  • 将来使うことが具体的に決まっている処理へ余裕を持てる

といった自分の条件に置く。

三つの用途のVRAMを足すのではなく、最も重い同時利用を一つ決め、その条件が収まるGPUを探す。 その後に同条件の実測速度と価格を比べれば、過剰な構成を選びにくい。

動画生成を主用途にしたGPU選びは、ローカル動画生成向けGPU・VRAMの選び方で詳しく確認できる。VRAM容量ごとの考え方は、ローカルAI用GPUのVRAM 16GB・24GB・32GBの違いも参考になる。

条件が公開されている実例で照合する

同時利用の判断では、用途名だけでなく、条件が明示された測定や公式ワークフローを基準にする。

固定されている条件この例から読めること
LLM単体の測定Qwen2.5-7B-Instruct Q4_K_M / RTX 5090 / OS Windows 10.0.26200 / CUDA 13.3 / llama.cpp b10336 / コンテキスト長512トークン / 入力512トークン / 出力128トークン / GPUへ全量配置 / 5回。公開ベンチマークの条件を見るLLM単体の条件を候補GPUへ照合できる。画像・動画の同時利用までは分からない
Wan2.2の動画ワークフロー公式のテキストから動画(T2V)・画像から動画(I2V)・複合型ワークフローで、使うモデルと構成要素が分かれる動画生成という名前だけでは、必要な解像度、フレーム数、配置、オフロードは決まらない

LLMの測定はllama-benchによる特定条件の結果で、入力処理(pp512)と生成処理(tg128)は別々に測定されている。画像・動画の速度や同時実行を示すものではない。Wan2.2の公式資料もワークフローの違いを示す資料であり、このPCでLLMを常駐させたまま動かせる容量を測ったものではない。

毎回切り替えて使うなら、最も重いワークフローを単体で照合する。LLMを常駐させて画像や動画を動かすなら、両方の条件を同時に満たす根拠があるかを別に確認し、測定がなければ不明のまま候補を絞る。

まとめ

  • LLM・画像・動画生成それぞれの必要VRAMを単純に足すのではなく、実際に同時実行する最も重い組み合わせを決める
  • VRAM容量は処理が収まるかを見る条件であり、容量が大きいほど同じ割合で速くなるわけではない
  • 画像生成のメモリ使用量を動画生成へそのまま流用せず、実際に使うモデル・解像度・フレーム数で確認する
  • 候補GPUは、対応状況と同条件の実測結果を確認し、必要な余裕に対して払える金額で選ぶ

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