開発実践ガイド
LLM APIの料金をどう見積もる?入力・出力・cache・再試行を分ける

目次
結論
月額API費は平均token数×request数だけで出さず、input/output/cache、p50/p95の長いrequest、retry、失敗、ツール callを分け、成功1件あたり原価で見積もります。
まずこの表で判断する
月額 ≒ Σ(request × input × input単価 + request × output × output単価 + cache/retry/media費)
| Bucket | p50 | p95 | 件数/月 | Retry率 | 月額 |
|---|---|---|---|---|---|
| short chat | 実測 | 実測 | 実測 | 実測 | 計算 |
| long doc | 実測 | 実測 | 実測 | 実測 | 計算 |
| agent | 実測 | 実測 | 実測 | 実測 | 計算 |
この判断表は、未測定の数字をそれらしく埋めるための表ではありません。価格・性能・品質など実測が必要なセルは、公式一次情報または自分の観測値だけで更新してください。
選び方・進め方
1. 判断ポイント
system promptと会話履歴もinputです。長期chatでは新規user文よりhistoryの方が大きくなる場合があります。
2. 判断ポイント
cache対応でも共通prefix再利用率や有効条件を満たしたhitだけを別単価で計算します。
3. 判断ポイント
最終的にはrequest単価ではなく合格output1件の総額を見ます。安いmodelでもretry/human correctionが多ければ逆転します。
実行前チェック
- 実ログtoken分布
- input/output分離
- cache hit/miss
- retry加算
- pricing 確認日時
迷ったときの優先順位
最初に不可逆な条件を確認します。契約・権限・必要メモリ・物理互換・商用権利など、後から簡単に直せない条件を先に落とし、その後に価格や操作感を比較します。逆に、価格や画面の好みから選び始めると、導入後に「そもそも要件を満たせない」状態になりやすくなります。
まとめ
- 月額API費は平均token数×request数だけで出さず、input/output/cache、p50/p95の長いrequest、retry、失敗、ツール callを分け、成功1件あたり原価で見積もります。