HauhauCS版Qwen3.6-35B-A3Bとは? 「Uncensored」表記とMoE構成

目次
このモデルは何か
Qwen3.6-35B-A3B Uncensored HauhauCS Aggressiveは、HauhauCSが公開するコミュニティ派生モデルだ。ベースモデルとしてQwen公式のQwen/Qwen3.6-35B-A3Bが示されているが、HauhauCS版そのものはQwen公式モデルではない。
派生元のQwen3.6-35B-A3Bは、総35B・有効3BパラメータのMoEとして公開されている。HauhauCS側も総35B・有効約3Bと表記している。
A3Bの「3B」は、1トークンの計算で有効になる部分の規模を示す。モデル全体の重みやGGUFファイルが3B級になること、必要VRAMが3Bモデル相当になることを意味しない。
「Uncensored」「Aggressive」という名称も作者が付けたラベルだ。モデル名だけから拒否挙動や安全性、品質を確定することはできない。
このモデルでできること・どんなPCで動かせるか
配布物にはGGUFとmmprojが含まれる。テキストだけで使う場合は目的の量子化を選び、画像などの補助入力を使う場合は、本体と対応するmmproj、実行環境の組み合わせを確認する必要がある。
mmprojが配布されていること自体は、任意のランタイムでマルチモーダル入力が動く保証ではない。モデル本体とmmprojの系列やリビジョン、ランタイム側の対応をそろえる必要がある。
必要メモリもA3Bという表記だけでは決められない。GGUFの量子化、コンテキスト長、KVキャッシュ、GPUへ載せる範囲、CPUオフロードの有無が影響する。ファイルサイズと実行時のピークVRAMも別の数字だ。
HauhauCSはモデルカードで、465件のプロンプトに対して拒否が0だったと報告している。ただし、その結果は作者側のテストだ。プロンプトセット、システムメッセージ、生成設定、実行環境を同条件で独立に再現した評価ではないため、「拒否しないモデル」と一般化することはできない。
挙動を重視する場合は、実際に使うプロンプトと固定した生成条件で自分の用途を確認する必要がある。量子化やシステムプロンプトが違えば、結果の差がモデルそのものによるものか判別しにくくなる。
local-genの評価
HauhauCS版は、Qwen3.6-35B-A3Bをベースにしたコミュニティ派生MoEをGGUFで試したい人には候補になる。mmprojも含むため、対応ランタイムでマルチモーダル機能を試したい場合にも検討できる。
一方、「uncensored」「Aggressive」や0/465という作者報告を、そのまま購入や採用の理由にするのは適切ではない。拒否、安全性、品質、速度、必要メモリは別に確認する必要がある。
27BのFable Fusion 711と比べても、dense 27BとMoE 35B-A3Bではモデル構成が違うため、名称や有効パラメータだけで優劣は決められない。
候補に入れるなら、まずテキスト用のGGUFとランタイムを固定して普段の作業を試し、必要ならmmprojを追加するのがよい。作者ラベルではなく、自分の用途で必要な挙動と実行条件を満たすかで判断するのが確実だ。
まとめ
- HauhauCSが公開するQwen3.6-35B-A3Bのコミュニティ派生モデル
- 派生元は総35B・有効3BのMoEで、A3Bを3B級のファイルサイズや必要VRAMとは解釈できない
- GGUF本体とmmprojがあり、マルチモーダル利用では対応する組み合わせとランタイムを確認する
- 「uncensored」「Aggressive」、465件中拒否0という結果は作者側の報告で、独立した挙動評価ではない
この記事で扱ったデータ
モデル・GPU・実行ソフトの確認済みデータを、記事とは別に確かめられます。