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FLUX.2 [klein]はローカルで動く?4B・9BのVRAM、ComfyUI、ライセンスを整理

FLUX.2 [klein]はローカルで動く? — 4B・9BのVRAM、ComfyUI、ライセンスを整理
目次

4Bと9Bでは、必要VRAMとライセンスが大きく違う

FLUX.2 [klein]は、Black Forest Labs(BFL)が公開しているローカル実行可能な画像生成・画像編集モデルだ。テキストからの生成だけでなく、画像編集や複数の参照画像を使う処理も同じ系列で扱える。

ローカルPCで最初に試す候補は、4Bの蒸留版が分かりやすい。4B系はApache 2.0で公開され、9B系はFLUX Non-Commercial Licenseとなるため、モデルサイズだけでなく利用目的でも選択が分かれる。

BFLのモデル比較表では、4B 蒸留版は8.4GB VRAM・RTX 5090で約1.2秒、9B 蒸留版は19.6GB・約2秒とされている。ただしBFLの別の公式案内では、一般的な一般向け GPUでの目安を4Bで約13GB、9Bで約24GBとしている。8.4GBや19.6GBを、そのまま「この容量のGPUなら必ず動く」という最低要件にはできない。

4種類の構成と公式値

構成 主な位置付け BFL比較表のVRAM RTX 5090でのBFL測定 ライセンス
FLUX.2 [klein] 4B 高速な蒸留版 8.4GB 約1.2秒 Apache 2.0
FLUX.2 [klein] 4B Base 追加学習向けBase 9.2GB 約17秒 Apache 2.0
FLUX.2 [klein] 9B 品質と速度を両立する蒸留版 19.6GB 約2秒 FLUX 非商用ライセンス
FLUX.2 [klein] 9B Base 9Bの基盤モデル 21.7GB 約35秒 FLUX 非商用ライセンス

これらはBFLの測定値で、独自実測ではない。解像度、入力画像数、精度、テキストエンコーダー、VAE、ComfyUI側の実装などで実際のVRAM使用量と生成時間は変わる。

4B 蒸留版

BFLは4B 蒸留版を、対話的アプリやリアルタイムプレビューなど速度を重視する用途に位置付けている。4B系はApache 2.0なので、ローカルで商用利用まで考える場合にも扱いやすい。

モデル比較表の8.4GBという数字だけなら12GB級GPUも候補に見えるが、BFLの一般向け案内では4Bを約13GB VRAMの一般向け GPU向けとしている。12GB級は「必ず余裕がある」とは言わず、実際のComfyUI構成で確認するのが安全だ。

4B Base

4B Baseは蒸留前の基盤モデルで、追加学習やBaseモデルを必要とする用途向けだ。比較表では4B 蒸留版とのVRAM差は小さい一方、RTX 5090での測定時間は約17秒まで伸びる。

通常の生成や編集をまず試すなら蒸留版、追加学習などBaseを使う理由がある場合はBaseという分け方がしやすい。

9B 蒸留版

9B 蒸留版の比較表上のVRAMは19.6GBだが、BFLの一般向け案内では約24GBが目安になっている。24GB級GPUは候補に入るものの、ワークフロー全体の余裕は別に確認する必要がある。

9B系はFLUX Non-Commercial Licenseなので、商用の制作物やサービスへ組み込む場合は4B系と同じ条件ではない。

9B Base

9B Baseは追加学習など基盤モデルが必要な用途向けで、比較表では21.7GB VRAM、RTX 5090で約35秒とされている。単に「一番大きい構成を使いたい」という理由だけで選ぶモデルではない。

商用利用では4Bと9Bを同じ扱いにしない

4B / 4B BaseはApache 2.0、9B / 9B BaseはFLUX Non-Commercial Licenseで公開されている。

そのため、ローカルで重みを取得できることと、同じ条件で商用利用できることは別問題になる。9Bを収益化用途で使う場合は、実際に利用するチェックポイントの最新ライセンス原文を確認する必要がある。BFLは9Bについて、商用利用では別途ライセンスまたはAPI利用という案内を出している。

ComfyUIには公式ワークフローがある

ComfyUI公式ドキュメントでは、FLUX.2 [klein] 4B / 9Bについてテキストから画像への生成と画像編集のワークフローが案内されている。

4Bの構成例では、テキストエンコーダー、拡散モデル、VAEをそれぞれ所定のフォルダへ配置する。

ComfyUI/
└─ models/
   ├─ text_encoders/
   │  └─ qwen_3_4b.safetensors
   ├─ diffusion_models/
   │  ├─ flux-2-klein-base-4b-fp8.safetensors
   │  └─ flux-2-klein-4b-fp8.safetensors
   └─ vae/
      └─ flux2-vae.safetensors

必要なワークフローテンプレートや標準ノードが見つからない場合、ComfyUI公式ガイドはComfyUI自体の更新を案内している。モデルファイルだけを置いてノード不足が出た場合は、まずComfyUIのバージョンを確認したい。

GPU容量ごとの考え方

8GB GPU

BFL比較表の4B 蒸留版は8.4GBで、一般向け案内は約13GBとしている。通常のComfyUI構成で8GB GPUを安全な標準ラインとは扱えない。メモリ最適化や特定環境で動く事例があっても、それを一般的な最低要件へ広げない方がよい。

12GB〜16GB GPU

4B 蒸留版が最も近い候補になる。BFLの一般向け目安が約13GBなので、16GB級は比較的検討しやすい。12GB級では設定やワークフローによって余裕が変わるため、モデル比較表の8.4GBだけを根拠に断定しない。

24GB GPU

9B 蒸留版を検討できる容量帯だ。BFLの一般向け目安も約24GBだが、入力画像、解像度、ほかのモデルやアプリとの同時利用まで含めると余裕は環境ごとに変わる。

RTX 5090 32GB

BFLが4B / 9B両方の速度比較に使っているGPUで、VRAM容量にも余裕がある。公式比較表では4B 蒸留版約1.2秒、9B 蒸留版約2秒だが、これはBFL測定であり独自ベンチマークではない。

FLUX.1 Kontext [dev]との違い

FLUX.1 Kontext [dev]も画像編集を扱えるが、FLUX.2 [klein]は生成と編集を統合し、4B / 9Bと高速な蒸留版を用意している。ローカルPCでは、画像編集そのものを主目的にするか、生成と編集を1つの系列で扱いたいかでも選択が変わる。

画像生成モデル全体から選び直す場合は、Stable Diffusion・SDXL・FLUX・Qwen-Imageの選び方を比較の起点にできる。

選ぶときの判断

FLUX.2 [klein]は、ローカル画像生成で試しやすい条件が揃っている。4B 蒸留版は高速志向で、4B系はApache 2.0、ComfyUIには公式ワークフローがある。

まず4B 蒸留版を基準にし、より大きなGPUと9Bを使う理由がある場合に9Bを比較するのが現実的だ。追加学習などBaseモデルが必要な用途ではBase版を選ぶ。商用利用では、4Bと9Bのライセンス差を性能差より先に確認する必要がある。

現時点で独自の4B / 9B実測はまだない。今後同じ解像度・シード・ワークフローで生成時間、最大VRAM、品質差を測定できれば、公式値とは別の独自ベンチマークとして比較を強化できる。

まとめ

  • FLUX.2 [klein]は生成と画像編集を統合したローカル実行可能な画像モデル系列で、4B・9Bと各Base版がある
  • BFL比較表では4B 蒸留版は8.4GB VRAM・RTX 5090約1.2秒、9B 蒸留版は19.6GB・約2秒。別の公式案内では実用上の目安を約13GB/24GBとしている
  • 4B系はApache 2.0、9B系はFLUX Non-Commercial Licenseで、商用利用ではライセンス差が重要になる
  • ComfyUI公式ドキュメントには4B/9Bのテキストから画像への生成と画像編集ワークフローが用意されている
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